POPULOUS II The Challenge Games: ポピュラス2“Part2”挑戦準備室

「Populous II」バージョン違いのまとめ

Title
Console
カスタムモード
オリュンポス48面
(入門レベル)
オリュンポス1000面
(本格仕様)
東方500面
(激ムズ)
東方42面
(特殊ルール)
Populous II: Trials of the Olympian Gods
CD32+
YES
no
YES
no
no
Populous II: The Challenge Games
CD32+
YES
no
no
YES
YES
Populous II: Two Tribes
MD
YES
no
YES
no
no
ポピュラス2: Trials of the Olympian Gods SFC
no
YES
no
no
no

当サイトが定める、家庭用レトロゲーム機「CD32」でのAmiga作品起動難易度の説明
ABD = Amiga games Booting Difficulty for CD32+FDD
ABD
A1200リリース以前のタイトル
Lv.1
CD32+FDD+マウスだけで遊べるタイトル
Lv.2
Amigaキーボードが必須
 
※ 「 Trials of the Olympian Gods 」も「 The Challenge Games 」も、
 起動難度そのものは「Lv.1」ですが、パスワード入力はMD版と違って直接入力ゆえ、
 Amigaキーボード必須の「Lv.2」としています。
 言うまでもなく、パスワード制に頼るのが現実的な遊び方である為です。
 更に、「キーボードで移動してマウスで決定」という本来の操作方法だと迅速です。

※ 「 Trials of the Olympian Gods 」は、CD32+FDDで そのまま起動すると
 画面がグチャグチャにバグって表示されてしまいます。これを防ぐには、
 最初にDisk1を挿れて立ちあげる際にAmigaマウスの左右を同時押しし、
 「Early Startup Control 」の「Display Options」にて「Enhanced」を選択のこと。
 更に、ゲーム開始時にプロテクションコードの入力が必要(数字はクリックで選べるので
 これに関してはキーボード不要だが)、中古で買うなら取扱説明書付属が必須です。


※ 「 The Challenge Games 」を起動するには、まずそのフロッピーを入れて本体を起動し、
 画面の指示に従って「 Trials of the Olympian Gods 」のフロッピーに差し替え、
 再度、「 The Challenge Games 」のフロッピーに差し替えるという手順となります。
 要は、「 The Challenge Games 」単体だけを購入しても遊べません。それだけは ご注意を。

※Amigaのフロッピーは所詮、磁気ディスクであり 「いつ “ 読み込み不可 ”になるか分からない」恐怖があります。
 幸い、「 Trials of the Olympian Gods 」も「 The Challenge Games 」も、
 Workbench上でコピーが可能で、製品取扱説明書に於いても「コピーをとって それで遊ぶ」ことを推奨しています。
 「Assassins CD 」のWorkbenchメニューにおいて、正規のWorkbenchと同様の手順でコピーできます。
 @ WorkbenchがTV画面に出ている状態で、コピーしたいフロッピー(製品版のほう)を挿入し、
 A 現れたアイコン(「Populous II」等)を左クリックして凹ませ(選択している状態)、
 B Workbench最上部にカーソルを持っていき、右ドラッグしながら「Copy」の所で指を放します。
 C 表示が出るので、そのまま左側のボタンをクリック。(ソースディスク、とは「コピー元」のことです)
 D プロセスが50%進んだところで、再び表示が出るので、カラのフロッピーと入れ替えてから、左側のボタンをクリックです。

 「Assassins CD」を持っていないCD32ユーザーは、「Diskcopy」アイコンを探してきます。
 「Diskcopy」の代替プログラムをAminetから探してくるのも良いでしょう。

 カラのフロッピーとは、「880KBフォーマットされた」・「2DDの」フロッピーです。
 現実的には、「880KB以外でフォーマットされた」・「2HDの」フロッピーが激安で入手可能な筈です。
 それらを「880KB フォーマットされた」・「2DDの」フロッピーに変えるには、

 @ フロッピー正面右下の窓をセロテープで塞いで、左下の窓を閉めてからFDDに挿入します。
 A Workbench画面上にアイコン「DF0: ????」が現れます。これを左クリックして凹ませ、
 B Workbench 最上部にカーソルを持っていき、右ドラッグしながら「Format Disk」の所で指を放します。
 C 「Put Trashcan」の欄のチェックを外し、Formatボタンをクリックします。
 D 警告表示が出ますが、ためらわず左側のFormatボタンをクリックします。

 ・・・1分チョイで880KBフォーマットができます。ただし、エラーになる場合があります。
 「Couldn't format cylinder 〇」(〇は数字)・・・そのフロッピーは不良セクタがあり、壊れています。
 「Couldn't format cylinder 0」・・・どのフロッピーを入れてもそうなるなら、貴方のFDDは調子悪いです。
  解決するには、新品の2DDフロッピーを挿入してフォーマットしてみてください、
  それで調子を取り戻し、他の2HDフロッピーもフォーマットできるようになります。
 ※当サイトがCD32+FDDにて880KBフォーマットし直せることを確認できた中古フロッピーは以下:
  DOS18(1440KB)フォーマット、DOS8(PC98用)フォーマット、256フォーマット、 Appleフォーマット、
  すべて2HD。

 「Format: unknown command」と言われて進まない、という「Workbench代替品」の人へ。
 お手持ちのカバーディスクの「C」ドロワーの中に「Format」アイコンが入っていませんか?
 その「Format」アイコンをRAMにコピー後、RAM内の「Format」アイコンをダブルクリックして
 「Format drive df0: name empty」と入力。
 後は、フォーマットしたいフロッピーを挿入してEnterキーを押すだけです。
 この方法では、もしフロッピーに不良セクタが存在していた場合、固まります。(リセットしましょう)

Amiga の勝手が全く分からない人も、実機レトロゲーマーである限り、
当サイトとしては全力で応援します。
起動までがゲームではありません、それは、スタートラインに立っただけです。
CD32で「Populous II: The Challenge Games」を起動させ、
そのコンクエストモード(全500面)を選んでください。そして地獄を見ましょう!
そんな日本人が他に現れてくれることを願っています。






※現在、AmigaのPopulousシリーズは海外サイト「AMI Sector One」(外部リンク)にて
 アップロード及び無料ダウンロードが許可されています。
 今更「商品現物」に拘らないのであれば、eBayなどで購入する必要が今は無いということです。
 そのディスクイメージ(ADFファイル)をCD32実機で遊びたい場合、
 まずはカラのフロッピーにADFを落とし込む必要があります。参照URL→Go!!


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2017年4月付け・追記:

『そんな日本人が他に現れてくれることを願っています。』等と書いてから当ページは5年半以上が経過した。
当の「言いだしっぺ」自身がChallenge Gamesこと東方500面を本日に至るまで一切プレーしていないのは可笑しいので
何故そのようなことに至っているのか、現時点での自分の考えを以下に言及しつつ当ページの更新を終えることとする。

MD版オリュンポス1000面が如何なる難度か自身の目で確かめた後、東方500面をやりたくなった動機は唯ひとつ、
「最も難しいワールドはどんな内容なのか」見てみたいという興味、それだけだ。

・・・だが、その答えは実際に東方500面をプレーせずとも自ずと見えてくるのではなかろうか?

筆者の場合、それまではオリジナル版アポロンの695面ワールドが最も難しいワールドという結論であった。
そのワールドは、コチラが敵陣地造成不可で攻撃神技が一切使えない一方で敵が竜巻を断続的に連発するという内容であった。
だが敵の速度のゲージを確認すれば分かるとおり、その速度は遅めに設定されているから
前半戦で人口差をつけることができるので勝ち得る、ということだった。
ということは同様の内容で敵の速度が速い、というワールドが他にあれば、それが最も難しいワールドということになる。
そんなワールドが東方500面(=100ワールド)に入っていなければ、東方500面の難度自体が「その程度のもの」と推察できよう。

最も、東方500面の中で最も難しいワールドが判明したところで、それで満足のいく筈が無かろう。
命題は「最も難しいワールドはどんな内容なのか」。その“究極の姿”は必ずしも商用発売済みタイトルの中にあるとは限らない。
まず無いことだが、今後将来に渡る期間に於いて誰かが新しいマップ群を製作すると仮定して、
「最も難しいワールドを作るとしたら、どのような内容・設定にするか」を考える。

ポピュラスはリアルタイム・シミュレーションと呼ばれているが実際にはターン制であることは、ご存知の通り。
例えば序盤のワールドのマップでプレイヤーが何処かを盛り上げ、近くの家をスプログし、再び何処かを盛り上げたとすると、
ターン プレイヤー
1 何処かを盛り上げ 何もしていない
2 何もしていない 何もしていない
3 何もしていない 何もしていない
4 何もしていない 何もしていない
5 スプログ 何もしていない
6 何もしていない 何もしていない
7 何もしていない 何処かを盛り上げ
8 何もしていない 何もしていない
9 何処かを盛り上げ 何もしていない
序盤の敵は遅いので、その間に僅か1回何処かを盛り上げただけ、そんなイメージである。
プレイヤー側は急いでいるつもりでも、1ターンが終わるのは一瞬なので、何もしていないターンが多すぎる。
だからこそ実際のプレーはRPGの戦闘シーンのようなターン制は微塵にも感じられず、リアルタイムなバトルに感じるわけだが。
もう1つ例を挙げる。敵が速く海が有害なワールドで敵のヒーローを故意に海に沈めようとした時
(誰もが初心者のころ一度は経験したことがあるはずだ)、以下のようなイメージになる。
ターン プレイヤー
1 敵ヒーローの下を掘り下げ 敵ヒーローの下を盛り上げ
2 何もしていない 何処かを盛り上げ
3 敵ヒーローの下を掘り下げ 敵ヒーローの下を盛り上げ
4 何もしていない 集合
5 敵ヒーローの下を掘り下げ 敵ヒーローの下を盛り上げ
6 何もしていない 何もしていない
7 何もしていない 何処かを盛り上げ
8 敵ヒーローの下を掘り下げ 敵ヒーローの下を盛り上げ
9 何もしていない 沼で攻撃
プレイヤー側は連打しているつもりでも現実にはムラがあり、その間に速い敵はヒーローの救済以外のアクションを起こしている。
「敵は2人(それ以上)で操作しているのでは?」と感じられるのは、その為。
以上の2つの例を挙げたのは、
もし敵が「敵陣地造成可能」の条件で下に挙げたような行動をするとすれば
人間であるプレイヤーはまず勝てないということを、簡単に理解して貰うことができるからだ。

ターン プレイヤー
1 何処かを盛り上げ プレイヤー側の家の下を掘り下げ
2 何もしていない 何もしていない
3 何もしていない 何処かを盛り上げ
4 何もしていない 何もしていない
5 何もしていない 沼で攻撃
6 何もしていない 何もしていない
7 何もしていない ヒーローを作る
8 プレイヤー側の家の下を盛り上げ 何もしていない
9 何もしていない プレイヤー側の家の下を掘り下げ
コチラが富国の為どこかを盛り上げた瞬間に敵がコチラの陣地の家を掘り下げて潰したのが見えた。
コチラが「潰された!」と認知し慌ててカーソルをそこに合わせて再び平らにするまでに
敵は自陣地富国の為の盛り上げ1回の他に沼やヒーローづくりまでしている。
しかも平らにした次の瞬間には再びその場所が掘り下げられる。ウォーカーは足元に建物を建てられずに歩き始める。

いいですか!ポピュラスのようなシステムでは こういった行動パターンを作れるのです。
製作者側が用意しなかっただけで。
このような操作ができる人間は存在しないし、もし存在するなら、その人が「ポピュラス世界選手権」の覇者となろう。

・・・東方500面の中で一番難しいワールドを探すのも一興だが、そのワールドは“究極の姿”とは到底言いがたい。
「いくらでも難しくできる中で、この程度で止めておいた」、その”程度”に関して
あのピーターモリニュー率いるブルフロッグ側が 今回は どの程度にしておいたのか、ということは知ることができようが。

CD32+FDDを購入してAmigaゲームを家庭用レトロゲーム機で遊べるようになった人は、
そのようなことを知るよりも他にすることがあるのではないか?
実際に筆者は別のことをしているし、もはや他の人もそうであって欲しいものだ。どうしても知りたいなら ご勝手に、って感じだが。