Impossamole  for  TurboGrafx-16


 
↑何なん、このキャラ?ダサッ!
だから、やりたくないって言ってるでしょ!!(笑)
 
 こんなもん・・・。ハッキリ言います、原作のAMIGA版(ABD=Lv.5)は
 「ロープを登る」&「マントを使ってゆっくり滑空」というアクションも存在していた佳作であり、
 モグラ仲間のショップ&会話など、「温かみ」すら ありました。ただし難度は高く、
 通常ジャンプ中は制御不可、さらには1回死んだだけでゲームオーバーという硬派さ。
 アップグレードの筈のTG16版では、上記の2つのアクションは削られ、
 至って平凡なジャンプアクションに成り下がったばかりか、何故か絵が下手になっている。
 筆者は、FC版「ダイナマイトバットマン」と そのジェネシス版の件すら思い起こした。
 更には(主人公・敵、共に)当たり判定が実物より大きすぎたり、
 (これから書きますが)色々な難が新たに生成されてしまった、移植大失敗作。
 筆者は下調べの時点で「絶対やりたくないタイプのゲーム」と感じてましたが、
 試しプレイの時点で確信に変わりました。「正真正銘のカスゲー」だと。
 しかし今回、いい加減TG16の惨状をまとめるページを日本人向けに作成するに当たり、
 嫌々全クリしてレビューする機会は「今しかない」とも確信したので、やります。


 原作にて5種類あったステージの内「炭鉱」がカットされ、
 新ステージ「The Alien Planet」がラストステージとして加わった。
 とはいえ、アイテムや一部の敵キャラを除いては完全リメイクの為、
 全く別の世界と考えてよい。ボスも1体を除いて総入れ替えである。
 というとAMIGA版を遊んだことのある人にとっても
 TG16版は「新鮮」であるかのような書き方だ。
 ごめんなさい。所詮 改悪だから、TG16版の存在は忘れてくだちゃい。
 ←
 早速バグ発見。死んでも画面切り替わらず。リセットするしか、ありまへん。
 良かったな、パスワード制で(笑)。
Zone4: The Bermuda Triangle

 当ゲームは最初の4ステージを好きな順番で攻略できる。
 トライ数4回だがコンティニューの概念は無い。
 ステージクリアーごとに現在のトライ数に応じたパスワード収得。
 空中を自在に高速移動するUFOを登場させ原作とは雰囲気がガラリと
 変わって難しそうな当ステージだが、慣れれば一番簡単なので、
 まずはココを選んで、トライ数を溜めてパスワードを収得すれば後が楽に。


 画面左下の表示は「缶」の数。このモグラの攻撃力である。
 Uボタン押して拍子抜けしたと思うが、通常攻撃である その短足キックの
 攻撃力を上げるアイテムだ。 武器を入手したらSELECTボタンで切替。
 で、TG16版では各エリアに4本隠れている「巻物」を集めねば次へ行けない
 という新仕様が追加されている。なんでやねん・・・。かったるい。
 ・・・で、このヤシのデザインどうよ?島の輪郭とか、もう私、駄目こんなの。
 
Boss: Bomber Bones

 
 このゲーム、すべてのボスとは短足キックのみで戦います。アホでしょ?
 ・・・このボスは外郭を蹴破ったら更に中身に蹴りを入れて倒します。
Zone1: The Orient

 二刀流の侍、SIMONという名の力士達、そのウザったいネズミたちの名は
 “ NINJA MOUSE ”だそうな。「BUDOKAN」ばりの“勘違い日本像”です、
 日本人はカメラぶら下げているイメージがあるんだと。(いつの時代や !?)
 だからって、何ですか、その“カメラに足の生えた”ザコは。
 舐められたモンです。
 MD「Second Samurai」すらも買った御仁、これも買いますか。(笑)
 この変な敵共が皆 洞窟にいたところで、笑えるネタになりますか?…否!


Boss: Scorch

 なんつーネーミング!!
 このムカデとも竜とも つかぬボスキャラは、空中をうねりながら
 弾を吐いてくる。
 幸い本体と重なってもダメージを受けないので、
 弾を吐いてくる時だけ離れて、あとは思いっきり近づいて
 その短い足で頭に蹴りを入れる・・・と。一番簡単なボスだ。
Zone2: The Amazon Jungle

 アマゾンだそうです。もういいけど別に。
 そんなことより、雷を表現した点滅、
 やめて貰えませんか?!(常時点滅)
 どれぐらいって、これぐらいイクから!(→)
 プレイヤーを殺す気でしょうか。
 もぅ緻密な操作なんて しなくていいから、
 サッサと抜ける為にも、後半に選びませう。


Boss: Bark

 唯一、原作から友情出演してきたボスキャラ。
 木の顔が浮き出て来たら、すかさず蹴りを入れるなり、
 いったん吐かせた弾を避けてから蹴りを入れるなり。
 このボス戦は所謂モグラ叩きゲームです。
 えっ? モグラがモグラ叩きをする・・・と?
 よくよく考えれば、おかしな話です。
Zone3: Ice Land

 原作ではザコ敵として「ソリに乗ったサンタ」が登場したが、
 TG16版には出現しない。
 この哀れなゲームは、クリスマステーマにもカスらないのである。
 ただの、雪国“みたいな”所。滑る氷床、執拗に配置された落下ツララ。
 トラップAに跳ね飛ばされて、隣のトラップBに当たって跳ね飛ばされて、
 再びトラップAに・・・「お手玉」の如くAとBの間を跳ねまくって連続ダメージ、
 ちっとも操作を受け付けない、そんな状態に陥りやすいステージだ。
 まぁ、そんな仕様にしているゲーム自体に問題アリなのだが。


 他のエリアでトライ数を溜めて来て、最後に選びましょうね。
 

Boss: Ice Monster


 常時ツララを落としまくり、大ジャンプで足場を移動しながら
 氷弾を大量に吐きまくる、当作では最も戦いにくいボス敵。
 とはいっても、コチラの武器は その短い足しか無いわけだから。
 ダメージ覚悟で接近し、ジャンプキックを頭に当てていくしかないやん・・・。
Zone5: The Alien Planet

 SNES「 Eek! The Cat 」のステージ2を思い起こさせる、チープな風景。
 すぐに、更にチープ感満載の基地内の情景が広がる。
 画像の場所にダメージトラップがあります、さぁ、どこでしょう?(笑)
 中央に4つのブロックがありますが、その右上のヤツです。
 初め、どうしてダメージを受けたのか分かりませんでした。
 そのほか、どれが背景で どれが床なのか分かりにくいっす。
 その為に攻略が難しくなっているというわけでもない。
 Ice Land のほうが難しいくらいだよ、じゃあ何なの、このオリジナル面は。


Last Boss: The Evil Emperor

 なんでしょうねコレは・・・。なんか、ロックマンを真顔にしたような(苦笑)。
 一対の弾を撃ってくるが、避けることは容易い。
 その合間に重なって短足キックを当てまくるだけ。
 ザコです、でかキャラだが完全に見かけ倒しです。
 時折、中央の窓から滝のような水を真下へ流す攻撃もして来ます。
 ・・・オシッコでしょうか?(笑)
 もぅいいです。さようなら。
 
 
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