Cool World ・・・すべての “ ネオンサイン・フェチ ” ゲーマーへ贈る


Try Again Sucker ?

 ・・・クール・ワールド。同名の映画をゲーム化。
 1992年のSNESとしては、最高級のグラフィックの美麗さを誇る。
 OCEANにしては珍しく、緻密で短いMAPによって構成。
 それだけでも期待が持てるのに、なんで、・・・この気持ち。

 賑やかそうで寂しい。暖かそうで寒い。ウルサそうで静か。

 いつの間にか、プレイヤーから笑顔が消えている。

そう、このゲーム、COOLすぎるんです。

 ゲーム開始と同時に、プレイヤー=ジャックは、
 自分が普段描いている漫画の中の世界へ叩き落とされる。
 Yボタンでジャンプという変な操作性。悪めのキーレスポンス。
 一見 自由度が高くて どこへ行って何をすべきか分からない。
 正真正銘の2Dアクションゲームなのに・・・。
 即死も多く、(本当の難易度とは裏腹に)断念率が高そうなゲームの典型、
 ・・・みたいなオーラを放っている。

 
→Cool World キャラクター図鑑 →Go!

 ま、当サイトを知った以上は、クリアーまで進めて、
 美麗な背景の全てを堪能してから、投げてください。
 以下のヒントを順番に読んでいけば、
 必ずクリアーまで漕ぎ着けるだろうから、興味ある御仁は是非。




 クールワールド繁華街には小さなパトロール隊が徘徊している。
 建物の上を伝って遭遇を避けるか、掴まれても←→キーで振りほどくべき。
 逮捕されると、集めたゴールドを全て没収されてしまう。

 ・・・まずは、パンチン・グローブを探して、↓キーで拾おう。
 Bボタンで横への攻撃として、Xボタンで真上へ上がる為の手段として使える。
 
 画像の建物は図書館。本を持っていないと入ることはできないぞ。


 繁華街の一番西にある雑貨屋へ足を踏み入れると・・・そこは落ち着いた雰囲気。
 クリアーに必要なのか不要なのか不明な商品が。 しかし本を買う必要は・・・。

 商品を買う場合、各10ゴールドは出さないと売ってくれないようだ。
 しかも、手持ちのアイテムが無しの場合に限る。
 その一方、物々交換も可能だ。パンチン・グローブとでは交換してくれないが、
 他のアイテムとだったら、交換してくれる。
 他に、集めた菓子を換金してくれたりもするのだ ( しかし注意!何故なら… )。


 雑貨屋の東にある、銀行。きれいだが客も居なく、静かな空間だ。
 預金と引出しが可能である。
 最初に口座を作る際、10ゴールドの預金が必要だ。
 ・・・なぜ、そこまでする必要があるかというと、繁華街は物騒だから。
 ザコ敵の中には、ゴールドを渡さねば殺してくる者や、全て奪い去る者もいる。
 逮捕してゴールドを根こそぎ没収するパトロール隊だって、いる。
 ゲーム序盤ではゴールドが必要なので、利用しない手はない。
 ・・・いや、利用しなくてもいいが。



 ジャケ画やタイトル画面のセンターに居座る女性、ホリーを探す必要がある。
 彼女のことだから、クラブでダンスを踊っているのだろう。

 しかし、ドアの前に巨体の門番が居座っている。
 彼にどいてもらうには、彼が喜びそうな(?)贈り物が必要だろう。
 しかし、それはどこにあるのだろうか・・・。


 ・・・中へ入ると、すぐに立ち往生。 お一人様、入場料5ゴールド也。
 即死トラップはスイッチの切り替えによって止める事ができる。
 ここにいるザコ敵は飛び道具持ちが多いので、避けに専念しよう。
 もし死んだら、入り口への戻り復活で、また入場料5ゴールド也・・・だぞ。

 バーのカウンターもあるが、ここのマスターは1杯2ゴールドもするソーダのコップを
 力任せに カウンター上を滑らせる。キャッチできねば大損だぞ。
 こういう場所にはツキモノなのか、乱闘もあるぞ。これを避けるには・・・。



 奥のお立ち台には、お目当ての人物、ホリーが踊っている。
 が! 彼女のガードに引き止められる。
 彼女にソーダを持って来い、と!
 待ってください、まさか、オッサンが投げつけるソーダを見事キャッチして、
 トラップや酔っ払いやゴロツキの間をかい潜りながら、
 コップを割らずに無事、ココまで持ってくるというのは・・・結構大変だったりする。

 ・・・彼女に気に入って貰えれば、彼女の城で2人っきりで逢おうを誘われる。
 しかし、彼女の城へ手ぶらで お邪魔するのも・・・アレだろう。



 エアー・スクーターがある。この危険な繁華街を長距離で移動する手段だ。
 それを守るかのように、火吹きオオカミがいるので、
 安全地帯の懐に入って、パンチを打ち込んで倒そう。

 エアー・スクーターは自動車と同じで当然、キーが要る。
 この繁華街の何処かにあるはずだ。拾うのに一苦労するかもしれないが(?)



 エアー・スクーター面。Yボタンでジャンプ、↑キー・↓キーで移動。
 ←キーで減速、→キーで加速。
 道なりに進めば、まず問題ないだろう。
 コーンや木箱や、開閉ゲートに触れないように減速しながら進もう。

 余裕があれば背景にも目をやって。


 お菓子の国に到着。映画に無い、オリジナルの場所。
 そこらじゅうにお菓子がある。低い位置のお菓子は↑キーで確保。
 高い位置のお菓子はXボタンのグローブで入手できるぞ。
 お菓子は雑貨屋で換金できるが、とりあえず5つ入手できれば十分だ。
 5つあれば、お菓子の建物の中へ入ることができる。
 くれぐれも、国じゅうの お菓子をすべて取ってしまわないようにしよう。
 なぜなら・・・・あとで分かる。


 お菓子の家の中に入ると・・・これまた異様でシュールな情景が・・・。
 とっても明るかった屋外とは対照的に、少々暗い、静かな空間で、
 奇妙な白髪の女性キャラが いきなり背を向けて右へ歩いている・・・と。

 さて、当ゲームに於いて、この場所は重要な役割を持っている。
 ゲームをしていて詰まってしまったら、ここで探せば
 何か、自分が今欲しいものが見つかるかもしれない・・・。


 エアー・スクーター面、その2。 ここは、いささか難しい。
 というのも、
 画像の場所から少し右へ進んだ場所の足場に乗れずに落下死してしまう。
 原因は、直後に存在している信号が赤のため。
 画像の位置で極端に減速すれば、真下へ落ちることができる。
 そこから少しだけ右へ進んで止まり、信号が青になるのを待ってから進めば、
 穴は問題なく飛び越える事ができるのだ。あとは障害物を避けきれ。


 エアースクーター面その2をクリアーするか、
 または、繁華街の雑貨屋から更に西へ進めば、そこには荘厳な建造物、
 Holi's PALACE である。
 彼女は屋上でジャックを待っているはずである。
 地面から上がるには、まず門の階段の上からのXボタン。
 陽動して一旦、青白弾を吐かせてから、それを避けて、ジャンプで階段の上へ。
 彼女にプレゼントを渡せば、その効果で彼女は現実世界へ向かうだろう。
 ・・・「彼女とSEXしないの?」ってか? これSNESのゲームだぜ?



 とある条件下で、ジャックは仮想のクールワールドから現実世界へ引き戻される。
 その「条件」に気がつかねば始まらない。
 ここは現実世界のラスベガス。
 現実なのに、漫画のキャラが漫画を抜け出して来ていて、徘徊している。
 Aボタンで捕獲できる。これがヒントだ。
 ・・・しかし、彼らを捕獲する事は、クリアーとは直接関係無い。
 ラスベガスの中心で、手から逃げ出す小さな敵を捕獲して捕獲して・・・。楽しいか?



 西には大きな「 OCEAN's HOTEL 」が建っているが、そこで詰まってしまう。
 蜘蛛のモンスターはヒゲ博士を探せと言っているし、
 ヒゲ博士は すぐに見つかるが、スパイクが必要とか言っているし。
 ・・・でも、スパイクなんて あったっけ。
 ちなみに ホリー と会わずにココへ来ても、ヒゲ博士は全く話をしてくれない。
 ところで、このラスべガスへは最大で5回しか来れないことに十分注意しておこう。
 ゲーム進行によっては、2回しか来れない(2回目が第5期の場合)。
 要は、5回目(第5期)からクールワールドへ戻ったら最後、戻って来れないのだ。



 さすがはラスベガス。屋内に入れば、賭け事だってできる。
 セレクトボタンでゲームを開始できる(
2ゴールド必要だ )
 今表示されているトランプの数字より、次のトランプの数字が大きいか小さいか。
 思う方のスイッチをBボタンのパンチで押すのだ。
 1回当てるごとに1ゴールド貰える。外せばゲームは終了だ。
 ・・・楽しいか? ・・・これもOCEANの数少なき遊び心の一つなのか・・・?



 蜘蛛のモンスターに掴まり、オーシャンズ・ホテルの壁を登る。
 雲に引っ掛かると先へ進めない。なんでも、“ 雲アレルギー ” だと。
 しかし、もっと嫌なのは、「見ないで」とばかりに突然 窓を開ける娼婦と、
 スパイダーマンの如くベランダを移動する数種のモンスター。
 お前等そんなに覗きたいのか・・・ってくらい続々存在してる。
 とにかく、彼らに触れると落ちて仕切り直しになるのが厄介だ。


 いよいよ、オーシャンズ・ホテル屋上に到着。
 ラストステージである この場所には、
 巨大水滴を投げつける小鳴きジジイや
 パイナップル爆弾を投げまくるオバサンの他、
 ボス級のモンスターが2体出現。
 まず、倒し方を見つけねば。
 

 ・・・そして最終地点では、
 現実の肉体を手に入れたホリーが最後の抵抗をするだろう。
 当ステージの攻略法や、このラスボスとのバトルは、ご自身の目で確認されたし。
 そして、その後の淡白すぎるエンディンも。  合掌。


戻る