以下は、筆者自身が10代だった頃をしのび
 当時2001年下半期に制作した「悪魔城伝説」の模型を再UPすると同時に、
 そのルート解説を添える。

 当時「悪魔城伝説」の立体マップ化は
 (同じくステージ分岐制の)「血の輪廻」同様不可能に思えたものだったが、
 ・古代神殿の真下の空間から続く空洞
 ・敷地内時計塔と本城時計塔の2本の時計塔の存在
 を仮定することにより立体模型化が実現。
 それは、「血の輪廻」のようなテレポート的な繋がり方ではなく
 全ステージが物理的に ちゃんと繋がっているという証明でもあった。


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悪魔城伝説( Castlevania III )自作立体マップ

正面、または裏側から どのような角度で撮影したら、どのように映るかを
クリッカブルマップで表現しましたので、気になる矢印をクリックしてみてください。



 
以下、ステージを追って解説


 

 全景(正面)

 地上ルートなら 城内に入るまでのステージ7´ まで、
 地下ルートなら 地下道に降りるまでのステージ5まで
 以上のルートを一通り眺めることができる。

 逆に本城に関しては、
 「ゲーム内で表示される本城マップ」の裏側が
 一望できるイメージ。



 ゲーム序盤

 ステージ1の礼拝堂は、ステンドグラスとコケの生えた屋根で表現。
 隣には墓地がある(ステージ8の画像参照)。

 その隣にはステージ2である時計塔が建っている。


 それより手前に広がっているのは、ステージ3となる森である。
 このステージは地上ルートと地下ルートに分岐する。
 地上ルートの最後にはサイファ像が立っている。(→)

 そのすぐ右にはステージ4´ となる幽霊船が
 静かに浮いている。

 サイファ像の方へ行かずに南下する地下ルートの先には、
 ステージ4である沼地帯が広がっている。



 

 地下道(前半)

 ステージ4は、沼地帯のまま地下へおりていくイメージ。
 その先は、ステージ5。
 ゲームの背景の通りピンク色と青色を基調としたカラーで
 鍾乳洞が広がっているイメージ。
 ステージ5は、そのまま赤煉瓦の棟の方角へ向かう感じで
 奥へ曲がっていく。



 
 地下道(中盤)

 右画像の十字架は、ステージ5にて
 アルカードに出会える筈の場所である。
 ここから更に岐路が分かれる。
 一気に地上へ上がるのか、
 そのまま地下ルートを進むのか。
 そのまま地下ルートを進むと広がっている
 緑色の煉瓦壁がある洞窟は
 ステージ5終盤を表現したもの。
 
 アルカードの場所から地上へ上がると、
 ステージ6’’ である古代神殿へ。
 白い柱と、骨竜の棲む黄色い神殿で表現。
 クリアー直後に古代神殿は陥没。
 プレイヤーは真下の暗い空間に落ちると仮定。
 その暗い空間とステージ7を空洞で結ぶことで(左画像)、
 ステージ6’’ からステージ7への道程を説明づけた。
 (何が言いたいかって・・・・、ステージ6’’ クリアー後にステージ7へ
  「テレポート」するワケではない、ちゃんと繋がっているんだ、ということ。)


 
 悪魔城入口

 ステージ4’ の幽霊船が行きつく先が、
 ステージ5’ である赤煉瓦の塔。
 2周目は骨柱が何連にもなっていて大変難解な印象があった・・・。
 ここから悪魔城へ続く橋は、水竜の棲むステージ6’ 。
 
 そこから続く 水色ベースの城壁にコケが生えた一帯が、
 ステージ7’ 。悪魔城の入り口となるステージである。

 一方、赤煉瓦の塔の真下にあたる地下ルート。
 ステージ5終盤から続く、
 青い床と緑色の柱がある地下道がステージ6。
 フランケンがボスとして出現する、
 落下死が怖い・・・あのステージである。



 
 地下道(後半)

 ステージ6を抜けると、一般的に難所として知られるステージ7へ出る。
 ステージ6’’ 古代神殿の真下の空間から続く空洞の出口もある
 (右画像参照)。
 
 ステージ7は、印象深かったシーンである「ブロックが降る縦穴」で表現。
 その縦穴を登りきると、紫色を基調とした壁の地下室に出る。
 ここはステージ7の終点で、ボスが潜む場所である。

 ステージ2の時計塔からも悪魔城に繋がっていたが、
 ステージ2ボス打倒後に橋が崩れてしまい、
 ステージ2と悪魔城内ステージの正確な関連は不明である。
 が、この立体マップ作成により、ステージ2からの橋は
 ステージ7終盤付近と繋がっていたことが分かる。
 ただし断定はできないため、橋とステージ7終盤の間に壁を一枚設け、
 橋の角度も(左画像で)手前に向かうようにすることで、
 ステージ2から進むことのできる悪魔城内の未知のステージが
 (左画像で)ステージ7終盤の部屋から右手前に存在する“含み”を持たせた。
 (Stage10画像も参照)



 

 ステージ8

 大理石の廊下。死神が待ち受けているステージ。
 白壁、白い太柱、赤いカーテン(赤い布)で表現。
 
 その真上に広がっているブッシュと木々は、
 ステージ9の序盤部分である。




 ステージ9

 序盤の森を、緑色の壁の建物のほうへ進むと、
 その建物の入り口がある(右画像)。

 そこから建物を少しのぼって再び出ると、滝地帯に出る。
 滝地帯を登って、再び建物の中へ(左画像)。

 建物の中を上まであがって再び出ると、水上都市。

 先程まで攻略した建物と、
 ボスの広間を結ぶ橋で表現(右下画像)。

 この橋(水上都市)の水が、
 滝地帯へ流れているイメージ。
 ちなみに滝地帯は、
 人工物でなく岩石の山というイメージ。

 橋から続くボスの部屋は、
 独特の大きな窓で表現。

 下の画像(「Stage10」の画像)
 等を参照。



 ステージ10

 ステージ9ボス「ドッペルゲンガー」の部屋から、本城時計塔へ続く橋。
 ステージ10序盤、カラスの飛び交うエリアを表現。
 次は本城時計塔へ入り、その中を少し下へおりて再び外へ。
 本城時計塔から、伯爵の部屋へ続く階段。
 そして伯爵の部屋。階段ひとつで繋がっていることを除いては
 ほぼ宙に浮いているような部屋である。
 長く険しい悪魔城討伐のクライマックス。



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