Lion King 3 ( Mega Drive )
 


 当作のROMカートリッジにエリアプロテクトは かかっていないのだが、
 なぜか北米版ワンダーメガにて動作しないのが残念なことだ。
 あと、ヤン・シンバがピンク色でオカシイ。更にヤン・シンバのみ、
 ↓+Bボタンの攻撃の直後に画面外へ落ちるといったバグが発生。
 クリアーには影響ないが、アダルト・シンバがオススメ。
 当作のザコ敵にはサソリなど前作からの友情出演キャラの他に、
 カメレオンやハリネズミといった元作からの友情出演キャラ、
 SFC「スーパードンキーコング」など別作品からの友情出演キャラも。
 その一方で今作オリジナルの敵キャラも、若干ながら いるぞ。

Stage 2 :  TRAINING  VALLEY
BGM: I just can't wait to be king

 元作のステージ1の背景を使って完全リメイクされた地形。
 元作においてステージ1には、美麗なグラフィックを印象付ける役割が。
 その一方で、最初のステージだから全体的に短めで簡単で、
 あっという間に終わってしまうステージだったのだ。
 逆に当ステージは縦に かなり長い構造。
 ゆえに その美しさを少しでも長く堪能できるわけ。
 音楽も良いし、かなりオススメのステージである。



 
[ 操作説明 ]
 前作と同じだが、当作では遠距離攻撃が追加されている。
 Aボタンを押すと、プレイヤーキャラは吠え、衝撃波を水平に飛ばす。
 回数制限ありで、その回数は同型のアイテム入手によって補充される。
 
[ 画面説明 ]
 前作と同じだが、衝撃波の使用回数の表示が画面左上に追加。
 
[ アイテム説明 ]
 前作と同じだが、コレクトアイテムとHP回復アイテム、さらに「 1UP 」の
 グラフィックが当作オリジナルのものに書き換えられている。
 新アイテムの“衝撃波”を取ると、その使用回数が1回増える。

Boss: Huge Bear

 一見、鈍足で単純なボスキャラに見えるが
 唐突に跳躍して高速で空中を移動、画面狭しと跳び回るのだ!
 しかも、着地後に急に向きを変える事もある。これらはランダムだ。
 つまり、うかつに正面きって近づくのが危険ということ。
 このボスに限っては、リーチの短いヤン・シンバでは苦労するのだ。
 彼の背後から、ジャンプ攻撃しつつ慎重に近づかねばならない。



Stage 3 :  UNDERGROUND  WELLSPRING
BGM: This land

 地下水脈の美しい、洞窟の中を進んでいくステージ。
 
 効果音に関して。
 例えばザコ敵のネズミは、振り返る際に鳴き声を発する。
 プレイヤーキャラやザコ敵の鳴き声は、元作から多くを採用。
 この辺が、稚拙な効果音しか存在しなかった前作とは異なる。 

 ところで当ステージでは、
 ロープ移動や振り子アクションを
 自在に繰り出せばならぬシーンが
 多く存在している。
 ヤン・シンバと
 アダルト・シンバでは
 前足の判定が若干異なるので
 各々個別の攻略法で
 振り子アクションの難所を
 切り抜ける事になるだろう。



Stage 4 :  VESTIGE
BGM: Circle of life

 「ポカホンタス」的な森の中にある「ピットフォール・マヤの大冒険」的な
 遺跡を進んでいく妙なステージだが、意外にも違和感は無い。
 前作のステージ5と同様、強制スクロールのステージだが
 難易度は高く、SFC「ジャングルブック」ステージ8と肩を並べる程だ。
 足場・ザコ敵の配置が かなり計算されていて、死んで覚えるタイプ。
 当作をプレイして初めての、死に“まくる”ステージの筈だ。

 死にながらも パターンを一つ一つモノにしていく攻略だから
 これぞアクションゲーム、・・・といったところか。

 ザコ敵に関して。
 右の画像に写っているオウムは、どこかで見たような・・・。
 当ゲームには、特定の出現場所が決まっていなく、かつ、
 出現するかどうかすらも決まっていない…という敵キャラが幾種もいる。
 それには当作オリジナル・キャラもいるし、友情出演キャラもいるのだが
 ゲームを通して滅多に遭遇しないレアキャラも含まれているのだ。



Boss: Huge Wolf

 ステージ2のボスと同じく、唐突に向きを変えるなどランダム性が高い。
 下段から歩いてきた場合、そのまま下段を突き進む確率は低いので、
 コチラは画像の位置で迎撃するのが無難だろう。
 上段から歩いてきたら、コチラは避けに徹するまでだ。
 いずれにしても、ボスが画面外に消えたら、すぐに画面中央へ移動。
 ボスは下段を高速で一直線に走り去ることがあるが、
 それが左からか右からかはランダムだからだ。

Stage 5 :  PITFALL  MOUNTAIN
BGM: I just can't wait to be king

 ステージ1同様の山岳地帯だが、雲海といったほうが適当である。
 消えたり現われたりする雲、移動する足場などを伝って進む。
 もちろん足を踏み外せば落下死だが、
 ステージ全体が上へ登っていくような構成なので
 ステージ後半で足を踏み外せば 序盤付近まで戻ってしまうのが大変。
 特に終盤の“振り子”に失敗して落下すると、思わず溜め息が…。



Last Boss :  White Tiger
BGM: This land

 このボスは 製品の箱のスクリーンショットにも載っているし、
 ちょっとしたオープニン・デモでも その姿を現したところからも、
 このボス敵は 当作の“目玉”の1つなのだろうと推測される。
 反対側の足場から飛び掛ってくるが、その距離を読んで先回れば
 簡単に背後に回れるはずだ。落ち着いて戦おう。

 夜空の下、月を見上げるシンバ。
 山の麓は大きな湖になっているみたいだけれど、
 ここは いったい、どこなのだろう・・・?

 考える暇もなく、オープニン・デモへ直行。
 前作と違ってスタッフロールが無い。
 よくよく考えると、前作は余りに堂々と しすぎていた。


注釈:
 元作: メガドライブ版「ライオンキング」のこと。
 前作: メガドライブ版「 Lion King 2 」のこと。
 アダルト・シンバ: ヤン・シンバが成長した姿(元作と同様)。
             当作では“大きいライオン”が誰なのか明確に定義されていないが、
             それが実父ムファサである裏付けは無く、前作と違って2匹のライオンが同時に出現しない。
             つまり、異なる時間軸で同じステージをヤン・シンバ又はアダルト・シンバで遊べる、として
             “大きいライオン”をアダルト・シンバであることにしているだけ。