Lion King 2 ( Mega Drive )
 


 (←)オープニンデモ。
 元作ステージ4のような3D画面。
 山肌が長城になっている。
 実際にステージとして使うべきと
 悔やまれるほどの出来。

 タイトル画面。(→)
 オープニンのムファサとシンバが
 拡大される演出。凝っている。

 [ 操作説明 ]
 Bボタンで「引っかき」攻撃、Cボタンでジャンプ。
 ↑+Bボタンで、元作のXキーで出せた「両手引っかき」攻撃。
 ヤン・シンバも これらの攻撃ができるというのが、最大の特徴。
 逆に、元作では可能だったスピン攻撃や吠える事はできなくなった。
 
[ 画面説明 ]
 画面左下はHP、右上はコレクトアイテムの数、右下はプレイヤー数。
 
[ アイテム説明 ]
 足跡の形をしたコレクトアイテムは、100個集めると1UPする。
 フラスコのようなアイテムはHP回復。  骨は、HPの最大値を上げる。



 
スターは、一時的にムファサとして操作できるアイテム。
 しかしダメージを喰らうと、ヤン・シンバに戻ってしまう。
 ムファサの操作方法や攻撃力はヤン・シンバと一緒である。
 どのザコ敵も一撃で倒せるし、ボス敵は存在しないので、
 ムファサで遊ぶ利点は、無いも同然である。

 「 1UP 」は、もちろんプレイヤー数を1匹増やすアイテムだ。

 コンティニューポイントに重なると、そこに火が燈り、
 落下死などしても そこから再開することができる。

 原作の中国版の取扱説明書には
 “遥か遠い大草原に住んでいる
 旅行好きのライオンが、
 東方の国の絶景の噂を聞き、
 そこへ旅に出ることにした…”
 などというストーリー設定が記載。

 背景だけでなく、足場からも
 異国情緒を感じることができる。


Stage 2 :  GREAT  WALL

 当作品ステージ1のスクリーンショットを初めて見た人は、おそらく、
 「ライオンキンで中国観光か。」と興味深く思うに違いない。
 まさに その通りで、次のステージは「万里の長城」である。

 これまた美しい一枚画をバックに、不安定な足場を伝っていく空中戦。
 元作でも採用されていた“ぶらさがり”・“振り子”といったアクションが
 必要なマップになっているぞ。



 ステージ2の一風景。
 伸縮する竜の首を伝って登る。
 ザコ敵もそうだが、
 動くキャラのグラフィックは
 総じてシンプルな感じ。

 逆に、背景や地形といった
 動かないもののグラフィックは
 とても綺麗に描かれている。


Stage 3 :  QIN'S  TOMB

 整列した無数の石像・・・、「始皇帝陵」である。
 ここも有名な観光スポットの1つ。
 当ステージでは前ステージより複雑な“振り子”アクションに加え、
 “ロープ移動”という当作オリジナルのアクションをせねばならない。
 それは“横移動できる振り子”・・・といったところで、
 ロープ上のザコ敵(猿)を避けて進まねばならない分、
 落下しやすいので、気をつけよう。

Stage 4 :  TEMPLE  OF  HEAVEN

 北京市内にある世界遺産「天壇」は、明や清の時代に
 皇帝が天に対して祭祀を行なったとされる、高さ38mもの建造物。
 当ステージで観光することになる「天壇」は現物より荘厳で大きい。
 窓の小細工など、細かい所にも目をやると面白い。
 当ステージは元作のステージ9のように、分離された空間と空間を
 ワープしながら進んでいくものとなっている。
 一度ワープしたら再びワープするには、そこにいるザコ敵を全滅せねば
 ならず、迷路を正しく進まねば必要以上に戦う羽目になるぞ。



Stage 5 :  ZHI  DULING  TOMB

 独特の風景、ここは「少林寺塔林」。
 原作(中国版)取扱説明書にて最難関とされているラストステージ。
 元作には存在しなかった強制スクロール採用ステージでもある。
 それだけに、然るべきタイミンを逃すと即、落下死となる。
 コンティニューポイントも無く、ポカミスでステージ最初からやり直し、
 ・・・という意味では、詰まりうるステージなのは確か。


 このラストステージでは、
 画像のような変な乗り物に乗り
 進んでいく。
 卍のシンボルがイイ感じ、か。
 落ちたら即死!
 注意深く進めば遂にエンディン。

 ムファサとシンバが夜空を眺める。
 そこに中国伝統の花火が…!

注釈:
 元作: メガドライブ版「ライオンキング」のこと。
 原作: 中国メガドライブ版「獅子王U」のこと。
 ムファサ: シンバの実父。元作でも描かれたが、アダルト・シンバと瓜二つで区別不可。
        当作では“大きいライオン”が誰なのか定義されておらず、かつ、
        同一のライオンが大人になったり子供になったりするのは( 「スペースエース」じゃあるまいし )不自然で、
        オープニンやエンディンでも2匹の別々のライオンが同時に現われるので
        この“大きいライオン”をムファサであることにしているだけ。