Nightmare Circus ( Mega Drive )

Area of Circus

The Ticket Office
 
 超巨大なピエロの壁画と、不気味な入り口が印象的。
 当ステージに現れる2体のザコ敵、“Warrior Puppet”は
 自在な空中移動で回転斬りやキックを繰り出し、飛び道具も持っている。
 当ゲームのザコ敵の手強さを象徴するようなキャラだが
 生命力を持たない不死身の人形であるという事実が追い打ちをかける。
 このステージの何処かに隠れたボス敵が操っているのだ。
 ボスは一度姿を現すと、高い攻撃性で攻め立ててくる。
 さらに悪いことは、ボスが2人兄弟だということだ。


Tweaker項目 表記方法:(最小値-デフォルト設定値-最大値)
 

Exit Delay (7B-B4-4B0) ボス2体打倒後、扉の向こうに見える次のステージ(2種類)が切り替わる間隔。値が大きいほど長い
Ying Yang Brother (抜粋)
Puppeteering Special Ability
Puppets per Brother (0-1-2) ボス1体あたりが操作する人形の数

パワーアップ化・一例

当ステージは変更項目が少ないが、
ボスが操る人形の数を1体から2体にしただけで、
序盤が少々マゾヒスティックなものとなる。
ボス2体、つまり人形は4体ということだから・・・。
これ以上の説明は不要だろう。





Maggot-Men Act
 
 なぜか、いきなりレイヴンが“はりつけ”にされている。
 手前からナイフが飛んでいく。ナイフを全ての拘束具に命中させ、
 レイヴン自身を解放させろ、というのである。
 ナイフが拘束具以外の体の部分に当たれば、
 当然、レイヴンはダメージを受ける。
 空間全体が透明の管で構成されており、セルからセルへ、
 無数の芋虫“Maggot Man”がリアルに移動している。
 丸まり方が気持ち悪い。

 さらに悪い事には、迷路状の当ステージが次第に暗くなる。
 最後には本当に真っ暗になってしまう。

★特殊能力「HydraStrength」に関して
 
攻略モードで当能力を収得し、早速 対戦格闘モードで試してみたものの
今一つ効果が分からなかったというプレイヤーもいたかもしれない。結論からいうと、
『発動中にダメージを受ければ受けるほど筋力が上がる』というものだ。
筋力がどれだけ上がったかはTweakerの数字などで確認することはできないが、
与えるダメージ量・衝撃共に大きくなる。
当サイトでは、当能力を発動中で しゃがんでいるレイヴンが
ホワイトイーグルから何発「しゃがみキック」を受けたら
レイヴンの「しゃがみキック」1発で しゃがんでいるホワイトイーグルに何ダメージ与えるのか調査。
結果は以下のようになる。


この結果から言えることは、
ダメージ量の上がり方は正比例的でないということと、
対戦格闘モードでのレイヴンのHP(デフォルト設定「700」=10進数換算「1792」)程度では効果が知れていること、
だからといって大きなダメージ量を受けるにしても その間 当能力を発動し続けていないといけないので
相当のMP量が必要なことが明らかであることだ。

他に注意点として、特殊能力の発動を止める(またはMPが尽きて自動的に切れる)と
せっかく上がった攻撃力は元に戻ってしまう・・・ことも念頭に置いておく必要がある。


Tweaker項目 表記方法:(最小値-デフォルト設定値-最大値)
 
Turntable
Acceleration (1-2-F) 値が大きいほどブレーキが効きにくく制御が難しくなる
Speed Limit (1-3-8) 回転速度の最高速度
Turntable Knife
Meterialization Interval (1E-69-12C) ナイフが飛んでくる間隔
Target Change Interval (1E-69-258) ナイフが飛んでくる場所が変わるまでの時間
Damage Factor (0-5-3F) ナイフに接触した際のダメージの大きさに関係
Maggot-Man
Total Number (0-100-400) 芋虫の総数 ※注意・・・下記(コラムPart2)参照
Aggressiveness (10-600-800) 芋虫の活動状況(10:完全休眠、値が大きいほど活発化
Fatal Number of Bites (7-15-70) 値が小さいほど、少ない回数噛まれただけで視界が暗くなる
Hydra(抜粋)
Initial Materialization Delay (0-B4-708) 最上部に上がってからボスが出現するまでのタイムラグ

コラムPart1:かわいそうなボス敵Hydra
 
ボス敵の紅一点、Hydraは「しゃがみキック」などでハメ倒すことができる。
キューキュー泣く彼女を一方的に苛めているようで「可哀そう」とまで言われる。
(実際、サーカス場の観客席からはブーイングの嵐だろう。
これでは不甲斐ないので 彼女をマトモに戦わせる方法を一応紹介しておこう。
キャラクターの被ダメージ直後の隙の長さはProne Delayといって、
Chapter4を見れば分かる通り、彼女は比較的大きな値が設定されているので小さくしておこう。
しかし彼女の場合は、それだけではダメだ。
Fall Back Speedという項目は、「跳ね飛ばされる距離」を意味するが、
彼女は他のボス敵と比較して かなり小さな値となっている。この値を大きな値に変えれば、
攻撃を当てたとき彼女は後ろへ大きく飛ばされるようになるんだけれども
その場に留まってはいないからハマりにくくなる、ということだ。お試しあれ。



コラムPart2:芋虫の総数の限界に関して
 
Tweakerで芋虫の総数を増やし過ぎると固まる(システムダウン)。
そのボーダーライン(「Total Number」の限界値)は以下

 
条件 \ 環境
未改造のMD1
音楽有り&効果音有り
音楽無し効果音無し
Aggressivenessが800の時
178 (376匹)
178 (376匹)
Aggressivenessが600の時
178 (376匹)
178 (376匹)
Aggressivenessが10の時
1B8 (440匹)
1B8 (440匹)

上記値は「Total Number」と「Aggressiveness」以外の項目を変えない(購入時設定のまま)場合のもの。
例えば「Turntable」の諸設定を変更することによって上記値は微変動する。

それにしても、変更可能な最高値「400」には遠く及ばない。こんな値を超えただけで固まるなんて・・・。
・・・このゲームを作った人間がタダ者でないことは確かだから、何か考えがあるはずだ。
Total Numberを400にし、テレビ画面の向こうで1024匹もの芋虫を蠢かせるために・・・。



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