の涙をチカラいっぱい流そうね企画  Vol. 3

TURRICAN  Comparison Guide

 タリカンといえば、1990年に Commodore64という コンピュータのゲームとして華々しいデビューをし、
 そのアップグレードであるAMIGA版と共にユーザーから絶大な人気を得たシリーズである。
 その第3作目は日本国内に於いてもSFC版として移植されていて、その硬派なゲーム性は
 当時 家庭用ゲーム機だけしか持っていなかった人々からも周知されている。
 と・こ・ろ・が、 その記念すべき第1作目の移植は欧米で 3種類もの家庭用ハードに展開されているのだが、
 その移植度に関して評判が余り良くない。 それどころか、「Hardest Game Ever」呼ばわりされるわ、
 AMIGA版からのタリカンファンが「 Genesis版は裏技使わなクリアーできん 」などと狼狽するほど!
 ここで実態を調査しておきましょう!



GB版
TurboGrafx-16版
Genesis版
製品画像



初期トライ数
3
3
3
初期Continue数
3
3
3
敵の攻撃力
(HPメーターの減り方)
 全体的に(他バージョンと比較して)、
 若干 弱い。
 ザコ敵と接触した際の
 HPの減り方が遅い感じが。
 後半ステージに一部、
 超絶的な攻撃力を持つザコが
 いるものの、基本的にAmiga版
 と互角という感じ。
 Amiga版より攻撃力が高いのは
 明確で、ザコの弾にすら0.5秒も
 接触していたら、HPメーターの
 半分以上が消えているだろう。
レーザー攻撃力
 弱小敵は一撃で倒せるものの
 ボス戦にて目を見張るほどの
 攻撃力は無い。
 弱小敵を一撃で倒せるのは
 勿論のこと、ボス敵に対しても
 効果が明確な、破壊的強さ。
 ボス戦にて目を見張るほどの
 攻撃力が無いどころか、弱小敵も
 2, 3発当てねば倒せない。
操作性と
キーレスポンス
 操作性には問題なし。ただ、
 足場の淵からジャンプする時
 キーレスポンス悪いと感じる。
 ちょっとイラつく可能性。
 操作性・キーレスポンス共に良好。
 着地と同時にTボタンを
 押したらジャンプしないけど、
 ホーリーダイヴァー経験者なら
 全然問題ないレベル。
 操作性に問題は無いし、
 キーレスポンスも抜群に良し。
 言うこと無いと思います。
Stage1-1

岩石
 
 Amiga版と速度は同じだが
 一度に多くは出ません。
 
 Amiga版と同じ速度で落下。
 
 Amiga版より俄然 速い、最速。
Stage1-2
Boss:
The Gauntlet
 
 Amiga版同様、安全地帯は
 無いので、転がって避けたり
 電撃ムチで攻撃したりで。
 
 明らかにHPが高いものの、
 画面右端が安全地帯。楽だね。
 
 Amiga版・GB版同様に戦うしか
 ない(安全地帯もありませぬ)。
Stage1-3
Boss:
Dead Head

( 戦わなくてもOK )
 
 Grenade使用して電撃ムチ。


 
 Amiga版よりHP高く 電撃ムチでは
 日が暮れてしまうが、
 レーザーで戦えば早く終わる。
 
 動きは活発、弾も大きく、攻撃力高い。
 レーザーは効果的でないので、
 普通に戦うしか。
Stage1以降

砲台類
 
 乱射もしなければ弾も遅い。
 全バージョン中、ダントツで
 弾が遅い。余裕で避けれる。
 
 弾はAmiga版より若干、遅い。
 Amiga版同様、Stage5に限り
 乱射することがある。
 
 Amiga版より若干速い感じが。
 しかも攻撃を受けると乱射して
 反撃してくる。(ステージ全般で)
Stage2-1
Boss:
Mother Fish
 
 左端が、ほぼ安全地帯。
 万一でもボスに触れるのが
 嫌ならGrenadeで早期に。

 
 もぅ(笑)、強いの なんの、って。
 Amiga版の何倍のHPが
 あるんでしょうか? 溜めて来た
 トライ数で押しきるしかないで!
 
 最下段まで下りてくるので
 転がりつつレーザーも可能だが
 効果的ではないので、結局、
 普通に戦うしか。安全地帯なし。
Stage2-2
Boss:
Trash Master
 
 ボス本体の動きが遅い上、
 レーザー連射しているだけで
 追い詰められるまでに勝利。

 
 ボスはコチラを追うように移動
 するので、転がってボスを右へ
 誘導しつつ再び左へ戻らねば。
 HP高いので何度も繰り返せ。
 
 ボスはコチラを追わずに単に
 左右往復するだけなので、
 転がって抜けたら背後より攻撃。
 そうなる前に勝てる場合も。
Stage3-1
移植されてないのょ・・・。
無い分だけ、簡単だよね。
移植されてないのょ・・・。
無い分だけ、簡単だよね。
 
 1upやHP回復・無敵アイテムを
 落とす敵は、どれだっけ?
 無敵アイテム取ったら敵と重なる
 …これだけでOK。
Stage3-2
移植されてないのょ・・・。
無い分だけ、簡単だよね。
移植されてないのょ・・・。
無い分だけ、簡単だよね。
 
 実は、この面は密度が高く難しい。
 隠し大ブロックが多く、その中の
 無敵アイテムに大いに助けられる。
Stage3-3
移植されてないのょ・・・。
無い分だけ、簡単だよね。
移植されてないのょ・・・。
無い分だけ、簡単だよね。
 
 3-1の下降バージョン。
 星型のザコ敵が弾を拡散したり、
 ハッキリ言って難度は高めだ。
Stage4-1
Boss:
Monolith
 
 な、なんと!GB版に限り、
 振動による自動ダメージが無い!
 …それって楽勝ってコトじゃん
 
 
 やはりHPが格段に高いので、
 まずは 転がりながらレーザー。
 万一 回数が尽きたなら初めて、
 安全地帯に潜り込んで持久戦。
 
 Amiga版と感覚は変わらず。
 素早く安全地帯に潜り込む。
 振動により勝手にHP減ってくが、
 コチラより先に ボスが絶命する。
Stage4-3
Boss:
Queen Mother
 
 ダメージを与える毎に各顔が
 壊れていくという仕様。
 左端が比較的安全。
 
 各顔は壊れず弾吐きは続くが
 転がりながらのレーザーで楽勝
 
 顔が壊れて弾吐きが止んでも、
 体当たりが怖いので早期打倒を。
Stage5-2
Last Boss:
Morgul
 
 画面右端が安全地帯。
 側面の顔は、壊れれば
 弾を吐かなくなる。
 
 安全地帯が無い上、
 両側の顔も壊れないが、
 転がりながらのレーザーで楽勝
 
 左端のココが安全地帯。
 Grenade等で側面の顔を壊せば
 もぅ、ダメージの受けようがない。
総括
 Amiga版と比較して敵弾も
 殆どの敵自体の動きも遅い。
 無敵アイテムを取った際の
 有効時間も、ひと際 長い。
 隠し要素の探索や安全な
 攻略ルートを覚えるなど、
 初代タリカン初心者の
 練習用に最適なバージョン。
 Amiga版の3面を省略して
 ボスを固くしたらどうなりますか
 ・・・というバージョンと言える。
 しかし現実的に難化を肌で
 感じるボス敵の数は限定的。
 TG16版のみに出現する1upや
 レーザーの強化等も手伝って、
 それほど難しさは感じない。
 ラスト2体のボスは何故か、
 転がってる最中であっても
 接触中はダメージを受ける。
 Genesis版の難しさは やはり、
 ザコ敵の速さ、その弾の速さ、
 乱射具合、そして攻撃力。
 これに尽きる。 他バージョンとの
 違いを肌で感じるのも面白い。
難易度格付け
D2
C3
B3


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後記:
当ページは難易度比較をメインとして立ち上げている関係上、他の要素には触れていません。
タリカンファン が家庭用ゲーム機移植版を敢えて買う場合、その決め手は結局、レーザーでの 爽快性を求めるならTG16版、
レーザー封印 での縛りプレーならば最もボスが手強く遊び甲斐あるのもTG16版、
ゲーム全般 として “ 初代タリカンのハードモード ” というものを遊んでみたいならGenesis版、ということになってくるかと。