レトロゲームでは珍しき、
1人称視点ミリタリーもの。 電源を入れた瞬間から映りだす、 実写取り込みの美しい画像。(→) ゲーム画面もデモも、グラフィックは 描写が大変細かく、こだわりを感じる。 当時珍しかった1人称視点を採用、 3D風の地形が目前に広がる。 ミリタリーテーマを扱う当作品は、 軍で使われる武器を幾つも登場させ、 その実写取り込み画像も用意している。 ミリタリーファンには垂涎の作品か。 事実、 TG16で好きなゲームを列挙する際に 当作品を挙げるアメリカ人が散見する。・・・どんなゲームなのだろうか。 実際に手に取って見ると、少なくとも発想は素晴らしい作品だと分かる。 |
裸ソフトを買った
プレイヤーは、ゲームを始めても 何が何だかワケ分からなくなる恐れがある。 ジャケ画にあるようなボートに4人乗船していて、 ターボスイッチTを以下 のように切り替えてTボタンを 押すことによって各人を操作する、“1人4役”ゲーです。 ターボスイッチTを一番下にセット:左図の2の人、 真ん中にセット:左図の3の人、一番上:左図の4の人、 スイッチ切り替えずにTボタン押す: 左図の1の人。 |
Pilot視点(1の人) ボートそのものを操作する役の人。 ↑:前進、 ↓:バック、 押し続ければ加速していく。 1が速度計。 減速は、例えば前進中なら逆方向である↓キーを押す。 今ボートが前進しているかバックしているかを2の矢印が表している。 ←:左回転、 →:右回転、 どの方向に回転しようとしているかを3の指針が表している。 現在向いている方角は4の欄、タイムは5の欄に表示される。 Uボタン押すと2の人が前方射撃を行いますが、命中率は低い。 |
Bow
Gunnner視点(2の人) 目前の敵を正確に狙うには、 ボート前方に立つ この人に切り替えるべし。 360°回転はできないものの、 ←・→キーで視点の回転が可能。Uボタン:攻撃。 ターボスイッチUを以下のように切り替えれば 攻撃方法を変えることが可能(選択武器による)。 一番下: Single-shot、 真ん中: Burst、 一番上: Rapid-fire |
Midship
Gunner視点 (3の人) 最も破壊力のある武器を持つのが、このポストにいる人。 Uボタンで弾を発射してから着弾するまでタイムラグがある他、 この人自身がボートのサイドに立っている為、1の人でボートを操作中に 3の人に破壊してもらいたい標的を見つけた際には、 標的が3の人に対して正面に来るようにボートを90度右へ回転させないと いけないなど、マスターするには慣れを要するハズだ。 しかし敵の小屋など標的が大きい場合、不可欠のプロセスとなる。 |
Stern
Gunner視点 (4の人) ボートの最後尾に立つ人。ボートの真後ろに敵がいる場合に重宝。 操作は2の人同様と考えてよい。 左画像を載せているが、選んだ武器によって(その武器がドUPで映る為) 雰囲気がガラリと変わる。 補足説明として、2〜4の人を選択時、 ↓キーを押せば下に、↑キーを押せば上に向くことができる。 標的が少々遠ければ上を向いて撃てば命中する筈だ。 |
オプション画面 タイトル画面から自動的に、このオプション画面へ進む。四者択一だ。 Report for duty: ゲーム本編を始める(後述)。 Gunnery practice: 2の人の視点のみで射撃の練習。 Grenade practice: 3の人の視点のみで射撃の練習。 Pirot practice: 1の人の視点のみでボート操作の練習。 取説では、本編開始前に各練習モードでの練習を推奨している。 |
Report for
duty(ゲーム本編) 最初に名前入力画面になる。好きな名前を入力しよう。 (他のゲームとは違い)当作品ではSELECTボタンが決定ボタンだ。 RUNボタンを押すと、名簿(シークレットファイル)を見れる。 既にセーブ済みのデータの選択画面のこと。RPGでいう「セーブ・スロット」。 セーブ環境があり、ゲームを再開したい場合は、 この名簿画面から(自分が名前を付けた)データを選ぶだけ。 |
最初はベトナムしか選択できない。それも、最初のミッションだけだ。 ミッションをクリアーすれば、他のミッションも選択可能になり、 ←・→キーで選択できるようになる。 これをこなしていけば、次なる舞台( コロンビア軍やパナマ軍 )へ 移行が可能だ。そこでも各々ミッションが用意されている。 ミッション内容を確認したら、SELECTキーを押す。 ACCEPTの欄にマークがされ、武器選択画面に移行する。 |
武器選択画面。 ↑・↓キーで選んでSELECTボタンで決定。 「名前だけじゃ分からないわ・・・」 って人の為に、RUNボタンを押せば 実写取り込みの武器画像集が見れる。 コレがまた、かっこいい。 武器選択が終わり次第、ゲーム開始。 |
このゲームは「FPS」なのか? 確かに1人称視点だし、マップを見ながら3D世界を進むという点では 一般的なFPSと呼ばれるゲームに 第1印象としては似ている。 しかし(当たり前すぎることだが)FPSは、「移動する人」と「攻撃する人」は 同一人物である。 これに対して当作では、両者は別々の人。 敵に隙を見せない曲がり方、とか、カニ歩きで敵弾を避ける、などの FPSとしての基本的な立ち回りも、このゲームでは することができない。 よって、各FPSゲームとは一線を画している。 ミリタリーファン向けの特殊ジャンルとしか、例えようが無い。 |
マップはSELECTボタンで見れる。都度、ミッション内容も確認できる。 マップ上の矢印は現在位置。目的地にもマークが点滅している。 最初のミッションでは、川をさかのぼって Loc Vinh へ向かうことが 第1条件だ。しかも時間制限まである。 加速必須な半面、船体が陸に当たると後退してしまい、タイムロスに。 ボートの操作にも これから充分に慣れていく必要がある。 ミッションをクリアーしたら左画像の画面になる。 こうしたプレイ成績によってプレイヤーの格付けが決定され、 選択可能になるミッションが増えていく、という流れだ。 |