※当ページに記載しているタイトルは、セーブ制を採用していますので
 ゲームクリアーまで進めるには「Turbo Booster Plus」または「Turbo CD 本体」が必要です。
 (TG16本体と国内CD-rom2・SCD-rom2はジョイント部分の形状が違う為に接続できません。)
 しかし現実問題、
「Turbo Booster Plus」や「Turbo CD 本体」の中古相場は依然高価なままです。
 
 ・
「Turbo Booster Plus」や「Turbo CD 本体」を買ってまでして購入すべきソフトなのか
 ・クリアーまでは行かないにしても最初の数面だけでも遊びたいが、果たしてその価値はあるか
 
 を判断して頂く為の参考資料としてご覧ください。
 一方で「買いだ!」と思った閲覧者の方が(運悪く取説付きが見当たらず)裸ソフトだけを買っても
 困らない程度のフォローは、しているつもりです。


Gunboat  for  TurboGrafx-16
 

レトロゲームでは珍しき、 1人称視点ミリタリーもの。

 電源を入れた瞬間から映りだす、
 実写取り込みの美しい画像。(→)
 ゲーム画面もデモも、グラフィックは
 描写が大変細かく、こだわりを感じる。
 当時珍しかった1人称視点を採用、
 3D風の地形が目前に広がる。
 ミリタリーテーマを扱う当作品は、
 軍で使われる武器を幾つも登場させ、
 その実写取り込み画像も用意している。
 ミリタリーファンには垂涎の作品か。
 事実、
 TG16で好きなゲームを列挙する際に
 当作品を挙げるアメリカ人が散見する。・・・どんなゲームなのだろうか。
 実際に手に取って見ると、少なくとも発想は素晴らしい作品だと分かる。


 裸ソフトを買った プレイヤーは、ゲームを始めても
 何が何だかワケ分からなくなる恐れがある。
 ジャケ画にあるようなボートに4人乗船していて、
 ターボスイッチTを以下 のように切り替えてTボタンを
 押すことによって各人を操作する、“1人4役”ゲーです。
 ターボスイッチTを一番下にセット:左図のの人、
 真ん中にセット:左図のの人、一番上:左図のの人、
 スイッチ切り替えずにTボタン押す: 左図のの人。
Pilot視点(の人)

 ボートそのものを操作する役の人。
 ↑:前進、 ↓:バック、 押し続ければ加速していく。 1が速度計。
 減速は、例えば前進中なら逆方向である↓キーを押す。
 今ボートが前進しているかバックしているかをの矢印が表している。
 ←:左回転、 →:右回転、
 どの方向に回転しようとしているかをの指針が表している。
 現在向いている方角はの欄、タイムはの欄に表示される。
 Uボタン押すとの人が前方射撃を行いますが、命中率は低い。


Bow Gunnner視点(の人)
 
 目前の敵を正確に狙うには、
 ボート前方に立つ この人に切り替えるべし。
 360°回転はできないものの、
 ←・→キーで視点の回転が可能。Uボタン:攻撃。
 ターボスイッチUを以下のように切り替えれば
 攻撃方法を変えることが可能(選択武器による)。
 一番下: Single-shot、 真ん中: Burst、
 一番上: Rapid-fire
Midship Gunner視点 (の人)

 最も破壊力のある武器を持つのが、このポストにいる人。
 Uボタンで弾を発射してから着弾するまでタイムラグがある他、
 この人自身がボートのサイドに立っている為、の人でボートを操作中に
 の人に破壊してもらいたい標的を見つけた際には、
 標的がの人に対して正面に来るようにボートを90度右へ回転させないと
 いけないなど、マスターするには慣れを要するハズだ。
 しかし敵の小屋など標的が大きい場合、不可欠のプロセスとなる。


Stern Gunner視点 (の人)

 ボートの最後尾に立つ人。ボートの真後ろに敵がいる場合に重宝。
 操作はの人同様と考えてよい。
 左画像を載せているが、選んだ武器によって(その武器がドUPで映る為)
 雰囲気がガラリと変わる。
 補足説明として、の人を選択時、
 ↓キーを押せば下に、↑キーを押せば上に向くことができる。
 標的が少々遠ければ上を向いて撃てば命中する筈だ。
オプション画面

 タイトル画面から自動的に、このオプション画面へ進む。四者択一だ。
 
 Report for duty: ゲーム本編を始める(後述)。
 Gunnery practice: の人の視点のみで射撃の練習。
 Grenade practice: の人の視点のみで射撃の練習。
 Pirot practice: の人の視点のみでボート操作の練習。
 
 取説では、本編開始前に各練習モードでの練習を推奨している。


Report for duty(ゲーム本編)

 最初に名前入力画面になる。好きな名前を入力しよう。
 (他のゲームとは違い)当作品ではSELECTボタンが決定ボタンだ。
 RUNボタンを押すと、名簿(シークレットファイル)を見れる。
 既にセーブ済みのデータの選択画面のこと。RPGでいう「セーブ・スロット」。
 セーブ環境があり、ゲームを再開したい場合は、
 この名簿画面から(自分が名前を付けた)データを選ぶだけ。

 最初はベトナムしか選択できない。それも、最初のミッションだけだ。
 ミッションをクリアーすれば、他のミッションも選択可能になり、
 ←・→キーで選択できるようになる。
 これをこなしていけば、次なる舞台( コロンビア軍やパナマ軍 )へ
 移行が可能だ。そこでも各々ミッションが用意されている。

 ミッション内容を確認したら、SELECTキーを押す。
 ACCEPTの欄にマークがされ、武器選択画面に移行する。



 武器選択画面。
 ↑・↓キーで選んでSELECTボタンで決定。

 「名前だけじゃ分からないわ・・・」
 って人の為に、RUNボタンを押せば
 実写取り込みの武器画像集が見れる。
 コレがまた、かっこいい。
 武器選択が終わり次第、ゲーム開始。
このゲームは「FPS」なのか?
 
 確かに1人称視点だし、マップを見ながら3D世界を進むという点では
 一般的なFPSと呼ばれるゲームに 第1印象としては似ている。
 しかし(当たり前すぎることだが)FPSは、「移動する人」と「攻撃する人」は
 同一人物である。 これに対して当作では、両者は別々の人。
 敵に隙を見せない曲がり方、とか、カニ歩きで敵弾を避ける、などの
 FPSとしての基本的な立ち回りも、このゲームでは することができない。
 よって、各FPSゲームとは一線を画している。
 ミリタリーファン向けの特殊ジャンルとしか、例えようが無い。


 マップはSELECTボタンで見れる。都度、ミッション内容も確認できる。
 マップ上の矢印は現在位置。目的地にもマークが点滅している。
 最初のミッションでは、川をさかのぼって Loc Vinh へ向かうことが
 第1条件だ。しかも時間制限まである。
 加速必須な半面、船体が陸に当たると後退してしまい、タイムロスに。
 ボートの操作にも これから充分に慣れていく必要がある。
 ミッションをクリアーしたら左画像の画面になる。
 こうしたプレイ成績によってプレイヤーの格付けが決定され、
 選択可能になるミッションが増えていく、という流れだ。

 
 
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