まず、地底湖から湧きあがる泡のスピードが国内FC版/PAL型NES版より速い! その上、北米NES版ではベビードラゴンのHPが高い(以下の通り)。
その分、北米版シンジの吐息弾は間隔が短いということ。 さらに裏側の安全地帯も無い、さ・ら・に、 北米版限定仕様で吐息弾とベビードラゴン及び その火炎弾が処理落ちで見えず! まさに“比べ物にならない”途方も無く強いラスボスとなっている点が北米版の急所。 |
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“シンジの裏へ回れない” これが、すべてを物語っているのだ・・・。 国内FC版/PAL型NES版ですら、安全地帯を使わなかったら大変に強いボス敵。 それが北米NES版では更に“素”の強さが滅茶苦茶という、恐怖仕様。 当然、北米のプレイヤー達はマトモに戦わざるを得ず、 “NES最強のラスボス”と恐れをなして逃げて行くわけ。 でも日本のプレイヤーは、国内FC版での「もう一つの倒し方」を知っているハズ。 “ FLKが出現している間は、画面内のすべての敵が 死滅する・・・そう、ラスボス・シンジですらも・・・・・・ ” ジャンプ中に FLK を出現させて彼の下を潜り、 すぐにシンジを出現させて・・・これで終わりだ!! |
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国内FC版で左上の画像のタイミンならば、間違いなくシンジは消せた。 そして、いざ北米NES版シンジを前に、辺りが真っ白に光る。 シンジの時間が止まった。しかし、ダークに流れる時間も止まってしまった!! ・・・これを、一般的に「フリーズした」、という・・・。 北米NES版のシンジは「“シンジ消し”返し」というカウンター技すら持っているのだ。 姑息なコテ技で自分の命を止められた時、その周囲、いや世界全体の時間を止めて 全てを巻き添えにする、北米シンジ最期の怒号と呪念なのである。 |
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・・・こんなハチャメチャに恐ろしいラスボスに、やはり正面から向き合うために、 当然ながら武器の準備をしなくてはならない。 死神の大広間から持ち越してきた火の玉か、当ステージで入手可能な斧。 とにかく、短剣に戻ることのないようにする事が、なにより重要だ。 火の玉で攻略する場合は、 序盤、このベビードラゴンを出現させたら画像の位置まで戻って 四つん這いになってから左端に突き進む。ベビードラゴンには当たらない。 |
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火の玉では画像のBの卵からのベビードラゴンとは対等に戦えないだろう。 ここは、A地点で 泡が上昇途中で不自然に消えるのを待ち・・・。 (次の瞬間、フローティン・リザード・キンが現われるだろう。) 泡が不自然に消えた刹那、右へ大ジャンプ( その際、リザードと擦れ違うだろう )、 そのまま→キーは押しっぱなしで 右ジャンプで足場に乗り、そこからの右ジャンプで・・・。 |
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・・・画像の位置まで突っ切る。 これで2体のベビードラゴンを消す事ができた。 この後の攻略は国内FC版/PAL型NES版と同じで問題ない。 しかし、火の玉や短剣ならば特に迅速に操作せねばならない。 斧での攻略が無難だ。シンジ戦でも一番戦い易いのは斧なのではないだろうか。 国内FC版/PAL型NES版では、対シンジでは火の玉が俄然有利だったのだが。 経験上、北米版にて「 D 」避けをするには、以下の方法のほうが安定している。 画像の位置(2本の線の丁度真ん中に爪先が掛かる位置)から大ジャンプ。 そして大ジャンプで「 D 」を避ける。→キーとBボタンを本当に同時に押すこと。 シンジ戦にて、ベビードラゴン1体につき短剣4発では正直、戦いにならない。 ドットレベルの操作ミスでリセットするしかなくなるなんて・・・。 「 D 」を避けたらリザード出現を待ち、彼に触れて一段落してから、最後の修羅場へ。 意図せずにリザードが出現し、シンジが「“シンジ消し”返し」を使うという、 悲しい事故を防ぐ為に。 |
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ラスボス・シンジに挑む。以下、斧での攻略法。 立ち位置の選択が極めて重要。シンジから遠いほど有利。 1回の大ジャンプ攻撃で2発の斧を当てれる位置で、で きるだけシンジから遠い位置。 開幕、歩いて定位置へ戻って振り返る。1発目の吐息弾を避ける。 ベビードラゴンと2発目の吐息弾が同時に来る。 上段だったら、四つん這いで避けている間にベビードラゴンを倒せる。 ※下段だったら、大ジャンプ攻撃で吐息弾を避けつつベビードラゴンを倒す。 B+Aボタンを長めに同時押し(しかし正確にはB ボタンの方を0.1秒ほど早く押す) 親指の腹の上部でまずBを押し、即Aボタンを親指の腹の下部で包むようにして。 なぜなら、同時押しするはずが若干Aボタンの方が早かったら・・・ ジャンプせずに武器を投げるだろう。タイムロス→死、となる。 次に、同時押ししていたAボタンを一旦放して、即、連射する。 この方法だと最高点で2発、中段に1発の斧を投げる事が できる。 これが見事にベビードラゴンに2発命中、倒す事ができるのである。 ・・・これに失敗して倒し損ねれば、一気に厳しい局面をむかえてしまうだろう。 |
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無事ベビードラゴンを倒せたら、すぐに立ち上がって次の吐息弾を待つ。 というのも、吐息弾の激しさは国内FC版/PAL型NES版の2倍強で、 その速度は国内FC版/PAL型NES版と同じだから、余裕がないワケだ。 吐息弾が上段なら、四つん這いで避けて即立ち上がって次に備えるのみ。 吐息弾が下段なら、それを避けつつの大ジャンプ攻撃(1 回)のみ。 吐息弾と吐息弾の間に0回ないし1回、大ジャンプ攻撃のチャンス。 しかも、その大ジャンプ攻撃の際も、最高点で2発の斧を投げるべきだ。 例によって、B+Aボタン長めに同時押し→Aボタン連射。 |
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打倒できた攻略一例。 武器: 斧、吐息弾が下段の時に定位置で大ジャンプ攻撃(最高点で2発投げ)。 ベビードラゴンの倒し方: 吐息弾が上段の時 四つん這いでの連射。または大ジャンプ攻撃。この2通りのみ。 吐息弾: 下、上、下、下、上、下、上、上、下、下、上、上、上、下、下、下、下、下、上、下、下 以上!! |
国内FC版/PAL型NES版と、なんら変わらない淡白な一枚画。 なのに、こんなにも“重み”が違う・・・のは気のせいか。 嬉しさが全然違う。 ・・・まったく違う。 これは実際に体験して見なければ分かるまい。 実機で・・・、最強のラスボスと一心不乱に戦って、TV画面にコレを表示させた時の 圧倒的な満足感・・・もう、未練は無かろう(?)。 |