CD32でしか遊べないタイトル・・!?いや〜、困っていたんですよ。CD32っていう家庭用ゲーム機は欧米初の32bit機でありながら、 実際リリースされたソフトの大半が16bit時代の Amigaのゲームを完全移植したものばかりで、 「CD32を買ったからこそ遊べるタイトル」ってのは 実は片手で足りるほどしか確認できないんですね。 Amiga向けパブリックドメインのカスゲーや体験版の 寄せ集めやら雑誌の付録やらで、箱にJANコードの 1つすら付いていない怪しき物体を除いての話です。 そんな貴重な「CD32限定タイトル」の中身とは! 丁度「夏」つながりで季節とも合っているしなっ! |
1人〜4人までプレイヤー数を選択できる。 同時プレイという意味ではなく、最大4名までエントリー可能で かわりばんこにプレーしてね、という意味。 まず最初にエントリー。 名前と国を選択しましょ。選んだ国によってユニフォームが変わり 気分は高まる。(嘘) |
競技は任意で決めることはできない。ランダムで決定される。 その競技で勝つまで競技を変えずにトライできるモードにするか、 メダル取れなかったら次は他の競技にトライするモードにするかをタイトル画面で 選ぶことができるけれど、後者を選んだ時も、次に何の競技が始まるかはランダム。 下手したらカヌーばっかりになることも。ま、とにかくカヌーが始まったんで やりましょ。 ←→で方向調整、↑ で加速、 ↓ で減速。ゲートは全て潜った上で、 銅メダルのボーダーライン(あらかじめ提示されます)以内のタイムを目指せ、と。 |
グラフィックはSFCの初期レベルってとこか。音楽は無し。水の音はリアル。 ・・・っていうか、操作性悪すぎです。なんですか、これは!! こんなことなら(筆者はスポーツマンではないが)リアルでカヌーやるわ!って気分に。 で、提示タイムには程遠いタイムにてゴールすると、怪しいオジサンが現れて・・・ 「はい、チーズ・・・!」 |
カヌーから足が突き抜けちゃった★、って瞬間を激写したみたいよっ。 ・・・ここ笑う所だそうです。 欧州人のジョークの域のようなので、軽く受け流したいところです。 最初の画像にもあったCDに収録されているAmiga向けデモも、 このようなアプローチで笑いを誘おうとする作品が見受けられます。 涙を誘っているのではありませんから!! |
いつの間にか次の競技になってました。今度はアーチェリー。 これもグラフィックはSFC初期レベルといったところでしょうか、 ただ、木の拡大縮小による疑似3Dが見せ場でしょうか、いやそれほどでも。 まず、画面左下の人が弓をヒキヒキしているので、彼が最も弓を引いた瞬間にRedボタン。 これが矢の進む力になります。次に画面右下の的にカーソルが出るので 狙った場所に方向キーでカーソルを持っていき、再びRedボタンを押す、と。 ここで参考にするのが画面右上に表示されている風見鶏で、風向きと風力をチェック。 これで狙う場所を適当にズラしてやれば、的の中心に矢が行くってわけね。 |
・・・それでも外す時は外すわけで。 ここで痛いデモが用意されています。見知らぬ男の人が花を摘んでいます。 そこに矢が飛んできて、彼の肛門に見事挿入、と相成ります。 ここで男性は「うおおおっっ!!!」と叫ぶのですが、声がハンパ無いです。 まるでモンスターです。 しかも外す度に同じデモ再生。もぅオマエそこからどけ!、と。 |
はいはいゲームオーバー、ゲームオーバー。 そんなに中心部ばかり当たるワケがないじゃん。 で、激写されたのは、弦が切れて歯が抜けちゃったという ご様子。 おいおい、こんなものを競技が変わるたびに見せつけられるのかよ・・・。 次行ってみましょ。 |
次は 100M走です。ピストルの音が鳴った瞬間にRedボタンでスタートします。 押さねば走り出しません。 走るには、SFCパッドでLRボタンに当たる「巻き戻しボタン」と「早送りボタン」を 交互に連打します。そう、PLOKの貝殻のお守りのパワー発動法と同じです。 ところが、コンピューターほど速くは走れないっす。で、出たのは12秒台。 その辺の中学生の方が速いかもしれませんが、これで銅メダルって・・・どうよ?(苦笑) ちなみに最初のRedボタン押しが早ければフラインとなり、プレイヤーキャラが自分の 額をパチッと叩く音が虚しく響きます。フラインは何回やってもペナルティになりまへん。 |
おやおや、100Mに届くまでにバテちゃうって、どんだけドン臭いんですか。 こんなブザマな姿をさらけ出すのはハンチバック君@某ジャケ画だけにしてください。 ・・・次、いきましょっか。 |
今度はプールでの200Mダッシュだとさ。 水面の揺れが32Bit機の・・・、いや、なんでもない(笑)。 さっきの100M走と似ていて、まずはRedボタンでプールに飛び込んだら、 CD32コントローラー両肩のボタンをPLOKばりに連打して泳ぐ。 ところが、コチラは100M走と比べても更にコンピューターには敵わない・・・! よほど速く連打しないといけないのかしら。 しかもプレイヤーキャラはバテてるし・・・! なになに、取説を見ると「画面右端のメーターが赤色に変わったらRedボタンで 息継ぎをしないと失速するぞ」と。 あっ、そう・・・。 |
プールに飛び込んでみたら、そこには水が無かった、というオチ。 そんな奴おらへんやろ〜! ・・・つ、次行きましょっか・・・。 |
槍投げ、来ました!! まず、100M走同様に走り出し、画面右下を見ながらRedボタンを押し続けて 投げる角度を決める(長く押せば押す程、急な角度で投げようとします)。 角度が決まったらRedボタンを放します。するとキャラは槍を投げるハズです。 ・・・って、槍を投げずに踏み切り線まで だらしなく走り続けるのやめろやっ!! ・・・どうやら、投げる角度が急であればあるほど、「踏み切り線から最低コレだけは 手前の位置で投げろや」の暗黙数値が大きくなる仕様のようです。 それは例えば角度45度なら、踏切線から手前「30メートル強」です。 |
そりゃ、30メートルも手前から投げ始めれば、 「踏み切り線ギリギリから投げること」はできませんわね。 常識的に考えてそうでしょ? ・・・アホくさ。 槍から手が離れず、そのまま槍と一緒に空へ飛び立ってしまったと? ・・・そのまま天空へ、どこまでも進んで逝ったらどうですか?? 我々CD32ユーザーはアンタなんか放っておいて次の競技へ行きますわ。 |
さっきと激似の画面になったと思ったら、今度は走り幅跳びですか。 同様に全速力で走りだしたら任意のタイミンでRedボタンを押し、 踏切からジャンプする、と。 ・・・っつーか、毎回 頭から砂場へ突っ伏すのやめろやっ!! 画面右下の角度表示って、どういうつもりや。そんな人間おらへんやろ! 取説にはRedボタンでジャンプせいとしか書いてないぜ? これはヒドイわ・・・。 |
うわっ・・・・! ノーコメントでいいですか?(笑) はよ、次行きましょうや、はよぉっ!! |
ボクシンですか。 操作方法は←→で移動、Redボタンでパンチ。以上になります。 後方上部のメーターがHPを表し、尽きるとダウンします。3回ダウンで負け。 3ラウンド終了時の状態でも勝負は決まりますが、そこまで持ちませんわ。 酷い、酷過ぎる。押すのはRedボタンのみ・操作が重い・操作性に難あり。 日本未発売のTurboGrafx-16のゲームにあるでしょ。ボクシンのカスゲー。 あれより酷いとしたら、・・・想像つきますか? |
ひどいっすな〜。 ひどいっすな〜! ・・・ひどいっすなぁ・・・。 ま、オリンピックだもの。競技は まだまだ ある!ドンドン次行ってみよう!! |
ほぅ・・・。射撃ですか。 後方より円盤状の物体が飛ばされてくるので、それを狙い撃ちせ〜と。 方向キーでカーソルを動かし、Redボタンで撃つ、と。 ガンシューティン的なゲーム性ではあるものの、弾数は物体数と同じなので 連射は不可(実際問題、命中率でメダルを狙う競技です)。 ・・・みなさん、我に返って欲しいんですけど、これ32bit機のオリジナル作品です。 忘れていたでしょ?(笑) |
入賞のボーダーラインは命中率55%ということで。 外しまくっていると、プレイヤーキャラがコチラに振り向き、意味不明な言語で 叫んで来ます。顔を見た限りでは、怒っていることは確かです。 ・・・ただ、ヤル気が起こらないのも確かです。各Amiga雑誌は、こんな作品に よく70点台とか60点台とかを付けたもんです。 オリンピックなだけに賄賂でも貰っていたんでしょうか。おっと、毒吐きました。 ・・・で、オマエは何度も振り向いて怒ってくるけど、そうやって疲れるまで怒り続けてろや、もう・・・。 |
パン!! パン! パン! うぅっっ・・・!!?? ・・・撃たれた!? なんでやぁ? これはチョイと過激すぎんか? ・・・う・・・もぅダメや・・・・・・。 |
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