せっかくAmigaのフリーゲームを見つけても、
ディスクイメージでないタイプだったというケースも多く存在する。
特にAminetで公開されているものは基本的にデータ形式である。
これらはWorkbench上で展開し特定のアイコンをダブルクリックしてゲーム画面へ、
という流れとなる。しかしながら当ページで紹介しているタイトルは、データが大きすぎてフロッピー(880KB)に入りきらない。
一方で、データをRAMに置こうとしても「CD32+FDD」を最も廉価に実現する「Analogic FDD」を接続中の状態(Chip RAM=約1.8MB)では
ゲームを動かすにあたりRAM不足となる。こうしたタイトルは当サイトではABD=Lv.4と定めている。
当ページのタイトルは、2007年よりフリーウェアとなった「MakeCD」を利用して自作のAmiga CDに焼くことでHDに頼る必要がなくなる。
(ただし同様のケースでセーブ制採用かつ、セーブ先をdf0:等に指定できないゲームの場合、CDは書き換え不可能ゆえに
 HDに保存せざるを得ないから、そのABDは「Lv.5」に繰り上がる。)

尚、こういったタイトルの場合、ADFバージョンが作られ何らかの形で公開されるようになれば、
そのタイトルはABD=Lv.3になる。

この他に最低条件として
RAMまたはAmiga CDにCドロワー(その中には「Assign」)やlibsドロワーを置いてAssign済みであること。
ここまでが全ゲーム共通の事項。それ以外は個別に解説します。
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The X-mas Game

libsドロワーの中に「diskfont.library」と「mathtrans.library」があること。
「TheXmasGame.exe」をダブルクリック。

 サンタのワークショップにてロボットを操作するサイドビューシーンと、
 複数のサンタと雪合戦をするガンSTGシーンがある。
 前者では、受け取った箱を中央のマシンに入れ、
 包装された色と同じ色の投入口に落とす。
 サッサとしないと、流れてくる次の箱が床に落ちてしまう。
 ミスカウントを1減らす箱やロボットの移動スピードを変える箱もあるが、
 いずれにしても一定スコアに達する頃には一旦終了してしまう。
 まぁカスゲーと割り切ろう。「赤鼻のトナカイ」の曲とロボットの移動具合が
 妙にマッチしていて和める。

 後者はマウス操作のみ。カーソルをサンタに合わせて左クリックで
 雪玉を投げつけて倒していくのみ。
 サッサとしないとサンタの雪玉を喰らってしまうぞ。

 ・・・と、こんな感じだ。
 カスゲーなんだからフロッピー1枚に収まってくれよな。
 1997年となると、欧州圏では息の長かったAmiga(MC68kシリーズ)市場も
 商業的には明確に「曲がり角」を過ぎた時期。
 その冬にコレをプレーしたなら寂しさもヒトシオだったろう。


Cornelius Christmas

libsドロワーの中に「diskfont.library」と「mathtrans.library」、
「iffparse.library」、「lowlevel.library」があること。(「lowlevel.library」 はAminetにある。)
「Game」アイコンをダブルクリック。
ゲーム開始時に「ENV入れてっ☆」って言われたらEscキーで無視。二度と聞かれません(笑)

 3MB超のデータ量ゆえ、
 もし ADFバージョンが作られたとしても
 4枚組とかになるだろう、2Dクリスマス・アクション大作。
 主人公の男の子を操作してステージ内のザコ敵を全て倒し、
 クリスマスツリーと重なればステージクリアー。
 武器は最初こそ雪玉だが、敵が落とすアイテムを取ることで
 短剣になったり衝撃波になったり火の玉になったりする。
 敵も単に左右に往復するだけでなしに飛び道具持ちもいる。
 基本的にヌルゲーだが全30面でコンティニュー無しなので
 ある程度緊張感を持って楽しめる逸品。

 ↑ ステージクリアー毎に、こんな素敵な1枚画が表示される。(一例です)


 ・・・そして、ステージは続く。
 背景や足場のグラフィックは10ステージごとに変わるが、
 この通り、登場する敵キャラも一新する。
 仕掛けに関しても、テレポーターや足場消し装置などが
 用意されているので、できればダレずに進んでいきたい。

 1つ注意すべきは、終盤に出現する右画像の
 モンスターについては早く倒さないと
 コチラが弾切れの症状になってしまう事。


Sam & Max 

解凍された「GRAC2」ドロワー内には「__MACOSX」ドロワーと「GRAC2」ドロワーがあるが
そのうち実際に使用(保存)するのは、「GRAC2」の方だけでOK。
libsドロワーの中に「diskfont.library」と「mathtrans.library」があること。
「Assign GRAC2: CD0:GRAC2」と命令。
「Sam&Max.grac2」アイコンをダブルクリック。



「Sam&Max」は日本国内でこそ馴染みが無いが、
1993年にDOS向けに発売されたゲーム「Sam&Max Hit the Road」が
“ Point & Click Adventure ” という従来からあったジャンルに強烈なインパクトを与えたことは素人目から見ても明らか。
Exultで「Ultima VII」を動かすのと同様に、
こういったDOSの伝説的作品をAmiga上で動かそうという動きが21世紀に入ってから見られた。
ポイントアンドクリック・アドベンチャーゲームの場合、具体的には「ScummVM AGA」というプログラムを使って
DOS版商品現物から取ったデータをAmiga上で動かすという。
しかしながら「ScummVM AGA」自体の最低動作環境が
MC68030以上、Fast RAM 16MB以上、AHI Audio Systemのインストール・・・等々と、
CD32でゲームをしたい人にとってリーズナブルには実現困難なものだ。

そういった事情を踏まえた上で、当作品を見てみる。
自キャラ及びその挙動、オープニンの2画面(上画像参照)が
「Hit the Road」からの移植である(多少のダウングレードではあるが)。
CD32ベースの人は言うまでもないが、自分のAmigaをパワーアップできておらずに
とてもじゃないが「Hit the Road」など動かせない・・・しかし「Sam&Max」は好きだ、
そんな人々にとっては当作をダウンロードすることで一定の便益は得られる、と見る。

 2009年のAmiga Game Making Competitionにて当作が不甲斐ない結果に
 終わった件について考えてみると、まず「そもそも ちゃんと見て貰ったの?」って件。
 GRAC2ドロワーをAssignしないと「Screen not opened」と言われるんだけれど、
 その辺の説明が足りなかったかもしれないねぇ、当時の掲示板の反応を見た限りでは。
 プレーされなきゃ評価されないよね。 ま、そんなアホなことではなかったとしたら、
 やはり「オリジナリティ」の件だろうか。
 1993年のコマーシャル品から取ってきている部分があるのと、そもそもキャラ自体が
 版権モノである問題と。それを言われちゃオシマイだけれども・・・、でも、ほらっ、
 ←これが実際のゲーム画面になります。2007年11月にWindow向けに出たゲーム、
 「Sam&Max Ice Station Santa」のCGを参考に作ったのだそうだ。
 素敵だと思わない?
 まずはサンタのワークショップ周辺のオブジェを調査。自キャラの大きさが遠近法で
 大きくなったり小さくなったり。近づいてくるMaxのアニメーションも同様。
 左クリックした位置に自キャラを歩かせる。 画面下部にメニュー。
 「見る」「取る」「掴む」「話す」を左クリックで選択。
 実際には右クリックで、それを実行することに。
 そしてワークショップの中に入る時は、まずDoorを「Use」で右クリック。
 ガチャッと扉が開いたら、マウスの左をダブルクリック(これに気づきにくい)。
 ワークショップの中のオブジェは「Ice Station Santa」より減っているけれど、
 幾つかは存在していて、Maxとの会話のやり取りも楽しめる感じに。
 作者様曰く、時間が足りず まだパズル的要素は入れられなかったとのこと。
 則ち、現段階ではワークショップの内外をMaxと共に見て回って
 クリスマスの雰囲気に浸る・・・というだけ。
 そもそも当作を手掛けた動機がGRACを用いたADVゲーム作成喚起だとさ。
 うん、分かったから、短くとも「ゲーム」を完結させてくださいよ。例えば、
 その雪玉をサンタに投げつけて気を逸らせた隙にエルフを連れ出してEnd、とかさ(笑



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