ELF  on Amiga CD32
 

地獄の底で喰らう、それは精神崩壊の風味。
 
 無作為に抽出された老若男女1万人が その商品に挑戦したとしたら、
 間違いなく1万人共全員が「難しい」と答えるだろう、
 そんな商品に遂に・・・遂に、出逢ってしまいました。
 「難しくなかった」と答えた人が万一いたとしたら、それは超人か何かでしょう。
 とにかく人間ではないと思います。

 難易度設定の無いデフォルト難度(ノーマルモード)のみ。
 それがSS超級の超難度。
 箱説・EANコード付きの、正真正銘の、業として公式発売された製品。
 これ以上、何を望めというのでしょうか?

 ちなみに、筆者は
 10年以上「最も難しいサイドビューアクションとは何か」を探し求めてきました。
 もし1980年代に ある程度の見識が既にあって
 Amigaゲーにまで手を出していたなら、
 その探求の旅が、筆者にとって第一の趣味、もはや命に近いとまで言えることが、
 実は1988年という大昔に「答え」が出て完結していたのでは・・・
 そう考えると自分の人生って何だったのだろうと、そこまで思える作品なのです。
 似た煩悩に苦しみ喘ぐ諸君、コレですよ。This is IT !! ですよ。
 
おおっと!当サイト基準のABDは「Lv.4」。
 
 上画像は1988年発売のオリジナル版だが、
 relokick1.3 や degrader を使っても正常起動する事は無い。
 ・・・となると、次に取るべき手段はWHDLoadに頼る他ない。
 CD32+FDDでハードディスク接続をしていない場合の起動方法の例を
 別ページで展開している(全くの初心者は参考に)。

 ELFは至ってスタンダードなAmiga DOSタイプのゲームであり、
 ELF用のslaveも「DATA」ドロワーを参照するように作られている。
 ここで注意すべきは、オリジナル版の方は その悪質なプロテクト(仕様)により
 Workbench上で開こうとした刹那、データが書き変わり(NDOSと表示され)
 二度とフロッピーブート出来なくなる(壊れる)ように作られている。
 そもそもVolume Nameが、Installerが参照するBoxing:ではないELF:であり、
 インストール時はRawDICが使われる点にも留意だ。

 「ELF」はオリジナル版の他に「Mega Pack II」版があるが(右画像)、
 それにはプロテクトがかかっていないようなので、
 実際には「Mega Pack II」版を使うほうが良いようだ。



 
「エルフ」の貧弱性や操作性
 

 


以上を踏まえて、いざゲーム開始。・・・状況を説明しよう!
エルフはロイヤルウッドに迷い込んでしまい、カボチャの王様「Begrudgingly」の怒りを買った。
エルフには「24時間以内に黄金のカボチャ半球を2個、探して取ってくる」罰が与えられた。
うん分かった、さぁ頑張ろうぜ、って状態。

でもさ、現実世界での僅か「100秒」で餓死する貧弱かつ操作しにくいエルフを
どこにあるかも分からない黄金のカボチャの所まで導くのは想像以上にキツイものがある。
とりあえず、ゲーム開幕地点周辺「城の手前まで」のマップを実写取り込みで再現してみたので参考に。



要所要所に配置されている武器(矢×2)・魔法(4回分)・食料(+2)の他、
ヒントやパスワードが書かれた巻物。
食料は餓死したら初期設定「2」に戻るが、それ以外で死んだ場合は食料残量引き継ぎでエリア頭からの戻り復活。
それらを踏まえつつ、
死んで死んで死にまくりながらの試行錯誤を経て様々な場所をめぐり、最適な攻略筋を模索する。
それが当ゲームの攻略大綱である。
一方で その道中、つまり目先の攻略に関しては、
1画面1画面がFC版「ドラゴンズレア」の自キャラとマップの縮尺を小さくしたようなモノに
より凶悪なトラップや地形、遥かに激しい敵配置を施したマップであるから、それへの対処、
「死んで覚える」「覚えても死ぬ」箇所満載の1画面を噛みしめるように味わいながら次へ、次へ・・・
肩が凝るのを通り越して僧帽筋が悲鳴を挙げても、まだまだ足りない。
トライ数3回なんて “あっという間” 、
プレイヤーの「時間」も「生気」も「精神」までもが蝕まれていく。

King's Castle ( Part I ) → Go !!

King's Castle ( Part II ) → Go !!

・・・度重なる悪夢と絶望の末、最後のパスワード「Password8」を収得した人がいたとして、
それは「クリアー目前か」というと、全く違う!
最終エリア群のマップは、画像としてのみ置いている。→ Go !!
特に駄文は添えないでおきます、ノーコメントです!(笑)

最後のパスワードから先の究極の地獄にて身をよじる事も、避けられないし大事なのだが
言い換えれば、それは「最低条件」に過ぎない。
この理由に気付く為には、まず、以下のリンク先をお読みください。

もう1つの小世界「 TheGame 」。 → Go !!

リンク先を読めば、プレイヤーには神技級の操作以外に運や戦略も必要だということが
最低でも分かるはずだ。だが!!
このゲームの真の恐怖は、その時点では誰も知る由は無い!
黄金のカボチャの半球を2個共、取るまでは・・・!!
その時プレイヤーは一瞬混乱し、次第に「逆算」と「絶望」を交互に繰り返しながら
のたうちまわるであろう。
プレイヤーが当ゲームの「クリアー難度」を真に悟った瞬間である。



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