Hoi  on Amiga CD32
 

サイドビューアクションを 買いまくって10余年。
20代を難ゲーに捧げた男が、最後に感動したゲーム。


 「最も難しいゲームとは何か」・・・。
 この命題の答えを そうそう安易に見つけることは叶わぬ。
 「難しいゲームを教えてください」と不特定多数に聞いたところで、
 「難しいと思っている人の人数が最も多いゲーム」しか見つからない。
 そこを履き違えたら罠に嵌る。だからと言って、それらの情報を無視してもいけない。
 同一人物が それら全てを一通りプレーし、難度の上下関係を暫定していかねばならない。
 しかも それは例えば
 「もしコレを、無作為に抽出した1000人の老若男女に実機で挑戦させた場合、
 何人の人がクリアーできるのか」を想定しながら決めるなど客観的に見なければいけない。
 筆者は自らの疑問に答えを出すべく、一生懸命努力を継続してきたつもりだ。
 故に、第3者に自分の行為やランキン表をを頭ごなしに否定されても
 全く動揺することが無くなった。そもそも範囲を限定しているではないか。
 レトロゲーム世代の家庭用ゲーム機における、コマーシャルリリース品。
 当サイトでは当初から、箱説付きの公式販売商品であるということに徹底的に こだわった。
 今、筆者が、またはコレを見ているキミが、異常に理不尽なブラウザゲームを作って公開したとして
 「ほら、コレが世界一難しいゲームだよっ」って宣言したって何の意味もないことは分かると思う。
 ちゃんとした製品で実際に店頭に並んだ商品が「えっ!なんでこんなに難しいの?!」、
 ・・・これが面白いんじゃないか。
 仮に命題の答えが出て、その「最も難しいゲーム」を改めて見た時に
 沸き上がる感情は「驚き」でも「恐怖」でもなく、「納得」ではないだろうか。

そして筆者が出していた「答え」を 検証してみよう。
難易度設定や2周目などを考慮した場合は、game.com版「Batman & Robin」(のNightmareモード)、
デフォルト難度のみのゲームでは、CD32版の「Battletoads」となっていた。
だが現実には、前者はトライ数やコンティニュー数の理不尽な少なさが多大に影響していての結果だし、
後者の場合は それに加えて無理な操作方法やコントローラーの限界という問題が加わったという現状だった。
あのねぇ、これは自問することでもあるのだけれど
同様の命題に挑みココを見ているキミに一言、「キミが欲しかったものは、果たしてコレなのかぁ?」
・・・ということなのね。なんか、納得できないでしょ。
なんか、こぅ、「これが難しいゲームかぁ!凄いなぁ」と思えるゲームってないものか?

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ところがですねぇ・・・、それに限りなく近い商品があったんですよ。
Amigaだから、家庭用ゲーム機の範囲外だけど、
家庭用ゲーム機「CD32」で動くから当サイトでも扱える、みたいな。
今回、「Hoi」というゲームを紹介しておきます。

ひとつ断わっておきたいのは、
このゲームは現在でもAmigaファンの間では評価が高いです。
元々オリジナル版が1992年に発売されていて、
そのAGA対応(背景の色数強化)版として通称「Hoi AGA」(または「Hoi remix」)という名で
1993年にパブリックドメインとして配布、
現在もaminet.netからダウンロードできる状態にあが、この「Hoi AGA」は
最初から全てのステージを選べたりトライ数が減らない設定にできるなど遊びやすい、
ということなんです。
「遊びやすい」が「余裕」を生んで、
随所に見られるメガデモのようなものや音楽に関して
(当時のDOS商品と比較して)凄いね、って話になっているだけで。
(実はゲーム内容・マップも良く出来ていますが、全クリした上で絶賛できる人は限りなく少ないでしょう。)

筆者がこの度強調しておきたいのは、
オリジナル版は大変に難解であるという事実なんです。
自分で言うのも何だけど、
「難しいゲーム」というテーマに こうも向き合い続けた身として身に付けた特技があるんです。
未知だった作品を一目見ただけで、「あ、コレ本当に やばいな」って分かっちゃう。
この商品、間違いないです。

オリジナル版の難しさに関して


オリジナル版では以下のルールが適用されている。

・ 全5ステージの内、Stage1〜Stage4に関しては
 既に到達しているステージしか選択できない。

・ Stage5は選択できない。
 Stage4をクリアーすることでしか、行く事ができない。

・ 残りトライ数の初期設定値は「どのステージから再開するか」で変わる。
 それは、Stage1が「9」、Stage2が「7」、Stage3が「5」、
 Stage4が「3」、Stage5が「無限」である。

・ 「どのステージまで到達したか」の記録は本体電源を切ると抹消される。

 ・・・ということは、Stage5に到達さえすれば、あとは遅かれ早かれ、勝利を手中にしたも同然に。
 問題は言うまでもなく、「Stage4」を「3ミス以内」でクリアーする事が地獄のように難しいというコト。


このゲームは、別頁の「ボーナスステージ」で一定条件を満たすか(→1up)、
各ステージで決められた特定アイテムを(そのステージ中で)「7個」集めれば(→3up)、
トライ数が増加する。後者は例えば、Stage1では左画像の「ダイヤ」である。
しかしながら、こういった特別なアイテムは枝道の奥にある “ ご褒美 ” であって、
それらを全て集めることは、普通にクリアーするより余程難しいのである。
(寧ろ、2回目以降のプレイで挑戦すべき自己満足的要素である。)

 だから、現在いるステージでゲームオーバーになった時、
 わざわざステージ1から やり直すのは得策とは言えない。
 ゲームオーバー後のコンティニューは無制限であるから、結局、
 その「決められたトライ数」で以って そのステージを頑張るしかないのだ。
 そうなったときに、「Stage4」は超大変だぞって話である。

オリジナル版の難しさを体験するには

海外の中古市場で「製品版(フロッピー2枚組)」を購入する以外に、以下の方法がある。

@オリジナル版の2つのADFファイルを使用する。

 このゲームは現在はオリジナル版も、フリーゲームとして制作者様のサイトにて公開された。
 2つのADFファイルがダウンロード可能だった。しかしながら、
 分割→CrossDOSで読ませる→RAMに保存→繋げる→ツール利用で880KBフォーマットのフロッピーへ移す
 という手順で 2枚のフロッピー(「disk1」と「disk2」)を作って(参考URL
 「disk1」をFDに挿してCD32本体電源をつけるのだが、
 ディスク切り替え指示画面でFDが ずっと読み込み状態であるためフロッピーの入れ替えができず!
 WinUAEといったエミュレータ環境なら この問題は起こらないのだが・・・うーん残念。
 CD32+FDDユーザーは以下の方法で行きましょう・・・。

A「Hoi AGA」をダウンロードしてルール決めして遊ぶ。

 パブリックドメインの「Hoi AGA」はネット上に2種類存在している(ADF、ファイルの集合体)。

 aminet.netに置かれていバージョンは、ADF形式でなく、ファイルの集合体である。
 移動する際はCrossDOSで読んだ際に)ファイル名が変わるので注意が必要。
 PC上でzip圧縮→CD32のRAM上でunzip解凍すれば問題ない話ではあるが。
 ハードディスクが無ければ、RAMに移したデータを今度は880KBフロッピー1枚へコピー。
 次回からはWorkbench上で そのフロッピーを開き、「HoiAGA」アイコンをダブルクリック。

 ネット上に置かれているHoiAGAのADFファイルを、@の方法で
 880KBフォーマットのフロッピー1枚に落とし込むという手もある。
 (フリーでないゲームで この手法は許されませぬ。あしからず!)
 そのフロッピーは、FDに挿して本体の電源を入れることで自動的に立ち上がる。

 CD32用ソフト「Assassins CD 2」のWorkbenchメニューから行ける
 「Archives」内にも「Hoi Remix」という名のDMSファイルがある。
 カラの880KBフロッピーを入れてEnterキーを押すだけで
 「Hoi AGA」のフロッピーが出来上がる。

@、Aいずれも、その過程でAmigaキーボードは必須である。
ゲーム中は「自殺=ESCキー」以外でAmigaキーボードを使用することは皆無だが、
オリジナル版では
獲得スコアが1万点以上ある時、ゲームオーバー直後に名前入力を強制される。
これを飛ばす手段は無く、その時にAmigaキーボードが必要になる。
ステージ3を「1万点未満」でクリアーすることは不可能。
このゲームはA500-A1200間のコンパチ問題は無く、商品現物の起動自体は「ABD= Lv.1」なのだが、
Amigaキーボードを使わないということは「通しプレイ」でノーコンティニューでStage5に到達でき、
かつ、自殺せざるを得ない状況(パズル類の失敗等)に1度もならないことが条件。 だが、
そもそも我々はソレができないから当ゲームを「普通にクリアーする事自体」に挑戦するワケで、
当サイトでは商品現物の実質ABD= Lv.2、としている。


Aに関して、残りトライ数を以下のように設定してゲームを開始すれば、
それはオリジナル版と同じ難度である。
開始Stage
残りトライ数
Stage1
9
Stage2
7
Stgae3
5
Stage4
3
残りトライ数変更時は Enterキーを押して数字の隣の四角マークが消えねば変更されない。

その日ゲームを始める場合は必ずStage1から始めて、上記トライ数の設定を遵守し、
Stgae5へはStage4からしか入らないようにすれば、これ則ちオリジナル版そのものである。
ただし、「Hoi AGA」は各ステージをクリアーした直後に最初のメニュー画面に戻る。

操作方法:
←→: 左右に移動、 ↑: ジャンプ、 ↓: 極々一部の移動床を下へ移動させる(於・Stage2)
Fireボタン(Redボタン):スペシャル。
Fireボタンは、シチュエーションによって効果が異なる。
その一覧はコチラ→ Go!!

ステージ4が どんな内容か、見てみる→ Go!!



 この「Hoi」を制作したスタッフ「Team HOI」。
 その卓越したセンスや頭脳は、
 同開発の「Clockwiser」においても十分に発揮されている。
 製品版では「Hoi」同様 オリジナルのメガデモから始まり、
 ゲーム中のアニメーションや音楽はHoiを連想させるもので、
 Hoiにもあったパズル要素は
 (Clockwiserはパズルゲーなので当然ではあるが)
 よりトリッキーな形でプレイヤーを悩ませる。

 非常に頭の良い方々です・・・もし彼らのIQに挑戦したいなら、
 この「Clockwiser」もどうぞ。
 カバーディスクに収録されたデモ版でも十分歯ごたえあるだろうし、
 製品版としてはスタンダードなCD32版も存在しているので(当然FDD不要)、
 機会があればやってみて。



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