Metis

神の紹介・・・メティス

  熟慮を司る。ゼウスの妻でアテナの母。
  メティスが子を宿した際、「男の子ならば父親を殺す」との予言があり、
  ゼウスは慌てて彼女を吸収。
  実際は女の子(アテナ)であったが、彼女はゼウスの頭を割ってでも強引に誕生してきたという。

  ゲーム上のメティスは、本当に個性がない。あえて言うならば、
  ボーナスワールドの寄せ集めである。草原で全ての神技が使用可能、 という。

【 385 】

  使用可能な神技は竜巻・渦巻き・聖泉のみ。渦巻きがオススメ。

【 390 】

  神技全て使用可能。ただ、敵は速い。

【 395 】

 390面ワールドと同じ。390面ワールドより敵が速い。

【 400 】

 390面ワールドと同じ。敵の速さは395面ワールドと同じで、とても速い。

【 405 】

 390面ワールドと同じ。敵の速さは395面ワールドよりもさらに速い。

【 410 】

  ここでも多くの神技が使用可能。思う存分に火山がつくれる。


コラム: お邪魔キャラ紹介

 オリジナル版では登場したのにSFC版では省かれてしまった「お邪魔キャラ」。
 低確率で登場し、何らかの影響を起こしながらマップ上を横切っていく。
 いかなる神技にも無敵であることでも知られる。

 当ポピュラス2に登場するキャラは いずれも、ギリシャ神話に関連したもので、面白い。
 しかも、効果は神技のカテゴリーと関連したもの。
 取扱説明書には8体のお邪魔キャラの名が挙がっている。
 ・・・その記述についてはココに そのまま抜粋しておこう。

 Dou you know that there are eight Random Monsters in populous II ?
 You should do. They are:
 Bronze Man, Dragon, Gorgon, Hydra, Harpy, Kraken, Medusa and Neptune.
 They appear for different  reasons.  Can you discover how to make them appear?

 以上。 8種類が名指しされている上、それぞれに出現条件があ り、
 それを故意に満たして “ 狙って ” 出現させることが可能であるかのような記述が。

 しかし実際プレイしていても、その「条件」は イマイチ不明である。
 ゲーム時間を重ねた後半戦に突然出現する感じである。
 以下、遭遇する可能性の高い者から順に挙げておく。


 Colossus

 紀元前にロードス島に建てられたという、高さ34メートルの巨像。
 青銅製で、モデルは 太陽神であった巨人族のヘリオス。
 そんな巨像が突如マップを横切る。
 その重さにより、巨像が歩いた跡には地割れが起こる。

 主にコチラ側の領土が被害を被る位置に出現する傾向がある。
 コンクエストモード全体を通して最も泣かされるキャラである。

 Ladon

 ギリシャ神話ではドラゴンといえば Ladon に関する記述がある。
 そのドラゴンは、ヘラクレスに課せられた11番目の試練の舞台、
 “ ヘスペリデスの園 ” にて黄金の林檎を守る蛇系のモンスターだった。
 しかしその姿に関しては、詳細が語り継がれていないため、不明である。
 当作では、2足歩行の鳥のような姿をしている。
 火柱を起こしながら、マップを横切る。

 
主に 敵側の領土が被害を被る位置に出現する傾向がある。

 Harpy

 黄泉の王ハデスの支配下にある鳥人。女性だが醜い姿で描かれる。
 竜巻を起こせる能力があるが、性格は食欲旺盛で獰猛であった。
 当作では、翼をもつ悪魔のような外見をしている。
 竜巻を連続で起こしながらマップを横切る。

 主に マップ北側に出現するため、実害は案外少ない。

 Medusa

 ヘビの髪をもち、見る者を石化させる能力で恐れられた、
 ゴルゴン3姉妹の末っ子。
 ギリシャ神話では彼女だけが上2人と違って不死身でなかったことから、
 ペルセウスに退治されてしまった。
 が、当作では不死身である。 蛇の髪と下半身をもつ女性の姿をしている。
 マップを縦断し、触れた者を石化(即死)させる。

 
主にマップ西側に出現する傾向があるが、敵地へ侵攻中は注意すべし。

 Neputune

 ポセイドン、彼自身である。
 ギリシャでは Poseidon 、ローマでは Neputune と呼ばれるだけの差である。
 当作では、三又の槍を持った半人半魚の姿をしている。
 土地を削りながらマップを横切る。
 画像の通り 川程度の幅だが、その突進力は津波以上で、火山すら削る。
 巻き込まれた者は溺れるが、即死はしないので実害は少ないと言える。

 主に マップ北側に出現するため、遭遇することも少ないだろう。


 Wood man

 ギリシャ神話には森林の神や森の精などが複数登場するが、
 どれに該当するのかは不明。
 その動きを見るに、人間の姿に近い木のモンスターといえよう。
 木をビッシリ植えつつマップを横切る。
 木々は人口増加に繋がるが、延焼すると大規模な炎の壁と化して危険。

 マップ端から出現するとは限らず、主にマップ北側でヒッソリ出現。
 極一部の特定のワールドを除いては、その姿を拝めるチャンスは少ない。

 Kraken

 ペルセウスがアンドロメダを娶る為に戦った、海に棲む怪物。
 津波を起こせるとされるが、その姿に関して、言い伝えは様々である。
 クラーケンは不死身であり、退治にはメデューサの首が必要とされた。
 当作でも、津波を起こす不死身のモンスターであるが、
 出現率が低すぎて その姿を確認することは困難を極める。
 ましてやメデューサと顔を合わす確率など、0 に近いので本当に無敵。
 そういう意味では神話通りの設定である。


 Hydra

 
ヘラクレスに課せられた2番目の試練の舞台、レルネーの沼。
 そこに棲んでいた、首が9つもある大蛇がヒュドラである。
 切り落としても際限なく生えてくる首、強烈な毒で有名な怪物であった。

 MD版の取説では その名が挙がっているものの、未確認のままである。
 何か、ある種 異常な条件が重なった時にだけ姿を現すのかもしれない。
 よって、当作の どのカテゴリーに属するモンスターであるかすら、不明である。

 

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