Batman Returns  on Amiga CD32

 スーファミやメガドライブなど一般的なコンシュマー機の専門紙ならば
 その難易度表現に「超」が付いてしまうゲームの典型である。

 ・・・何が言いたいかと言うと(笑)、当サイト基準ならA格すら与えられないぜ、って話。
 本当は攻略法が存在しないLYNX版こそ、当サイト的には「超」を付けるべきだ。
 それとは対象的に、一見無理ゲーに見えるこのAmiga版には「甘さ」が隠れている。
 難ゲー・アクションゲームファンにとって冥利に尽きるのは、実は このAmiga版だったと。

 もぅ、画像は一切張らんでおく。今は動画サイトが主流だからな。
 ただ、ヒトの(上手い)プレイ動画をボーッと眺めていただけでは分からない事を中心に
 今回、書いておくとする。

 第一印象は「コレ、ホントにクリアーできるんかいな?」。 ← 嘘だと思うでしょ?
 我々凡人は実機で一度やってみなければ、この感情は湧いて来ないぜ。

 このゲームの「難」や「悪い点」を分野別に箇条書きしておくと、

操作性の難がらみ
・助走ジャンプと 通常のジャンプ(真上ジャンプや横ジャンプ) では高さが変わる。(そのようなゲームを他に知ってるか?)
 殆どの足場は助走ジャンプでなければ乗れない高さである為、それらに乗ることすら一苦労である。

・ジャンプ着地直後、バットマンは軽く屈むのでタイムラグ生じる。(着地後 即ジャンプは出来ない)
 バイカーなど速い敵に追いつかれてしまう可能性大で、安全な攻略法は極、限られる。

・CD32パッドの場合、武器選択は↓を押しながらRedボタンを約1秒押し続けなければならない。
 ザコ敵が目前にいる時にオチオチ武器選択していられない。CD32ユーザーには若干のハンデも、 攻略に組み込んで克服可能。

バグっぽい要素がらみ
・ザコへの攻撃命中の 当たり判定が曖昧。 見た目 当たっている筈なのに敵がダメージを受けていないことは茶飯事。
 一方で敵の攻撃はシッカリ命中する。飛びかかって来た敵を迎撃しようとして そのまま吹っ飛ばされるワケである。

・爆弾魔は、画面端での連続ジャブで一見嵌めれるように見えるが、実際にはダメージを与えていなく、
 この方法では いつまで経っても終わらない。

・竹馬ピエロはジャンプキックが有効であるが、同様に、当ててんのに当てたことになっていないコトが茶飯事。
 この敵はバットマンと距離を保ちつつ(逃げつつ)火の玉を投げてくるというパターンをもつが、
 場所に拠っては画面が左(さっきまでいた所まで)にはスクロールしないため、画面左端の向こうへ敵が隠れる。
 故に、竹馬ピエロがバットマンより左に移動した場合、戦いが極端に困難になるケースが出てくる。

・ステージ3では、バットマンが足場をすり抜けて画面外へ落下するバグが低確率で。

ゲームバランスがらみ、 その他
・バットマンは無敵時間が ほぼ存在しないが、ザコ敵は基本的に連続でダメージを与えてくる。
 ステージ2の爆弾魔は至近距離だとスタッフで殴りかかってくるが、この間バットマンは操作を一切受け付けず、
 一方的に嵌め殺されることは もはや「当たり前」である。特に2者に囲まれてしまった場合は、復活後もそのまま操作を受け付けず、
 トライ数を幾ら溜めて来ようが湯水のように使い果たしてしまうことになる。この現象も、至って普通である。

・ステージ6のボス「ザ・ペンギン」の近距離攻撃「傘を突き刺し」は当たり判定が大きすぎる。
 見た目では傘の先とバットマンの間に1キャラ分の隙間があってもダメージを受ける。
 しかも一旦ダメージを受けると、爆弾魔同様、そのまま一方的にハメ殺される運命にある。

・Redボタンは連打しなくても押しっぱなしにすれば連続ジャブを繰り出せる。
 Redボタン押しながら斜め上を押すと、「月下の夜想曲」リヒターでいう「ドロップキック」が繰り出せる。
 以上の操作は取説の操作説明から漏れている。
 しかしながら取説には、「Here is a full list of the things Batman can do. 」とある。 嘘つくなよ。
 しかも、ドロップキックは大変に強力な攻撃で、これを使いこなせねばステージ2のクリアーは困難である。
 一方で、ドロップキックはトドメとしてでしか、とてもじゃないけど使えない。既にジャブなどを1撃与えていることが 条件だ。
 なぜか!!
 ドロップキックでトドメをさせないということは、ドロップキックを決めた直後に (まだ死んでいない)敵とバットマンが
 触れるということを意味するのだが、その際、バットマンは必ず大ダメージを受けるのだ。これは危険である。

・以上、基本的にゲームバランスは(敵寄りに)悪いというのに、トライ数3回のコンティニュー数2回である。
 アイテムで「×2」というものがある。一般的なゲームでは「取ったら一定時間だけ獲得ポイントが2倍になる」アイテムだが
 当ゲームでは「今のスコアを2倍にする」というアイテムである。このゲームは得点でもトライ数が増加するだけに、
 コンティニュー数「2回」の件と併せて、「初心者に厳しく、慣れてきたプレイヤーには優しく」という仕様と言える。 普通逆だろ。

・ペンギンとCat Woman以外の単体出現(1種1体モノ)の敵は、特定のアイテム1発で死ぬなど
 イベントキャラ的であって、ボスキャラと呼べるものではない。

・爆弾魔は全バージョン中でもトップクラスの危険度を誇っており、当作のザコ敵は全体的に強いイメージがあるが、
 その頂点に立つのはプードル女Jenの愛犬であるところがマヌケである。
 しつこく纏わりつき、一撃与えると、バットマンとは一定距離を置くように移動するパターンに変化。
 忘れたころに一気に詰め寄ってくる。映画同様、大事な武器バットランを咥えて紛失させる。
 ちなみに このワンちゃん、400回以上蹴っても死なない。マジになっても徒労に終わるぜ? 脇役なんだから死んでくれよな。


・・・とまぁ、こんなところかしら。
こんなん、Save Stateを使ったかも分からないエミュのプレイ動画を見ていただけでは分かるワケないやん。
実際やってみれば「うわっ、何コレ!? ギャァァ〜〜〜ッッ!!」ってなる。

 それで「A格すら与えられない」ってアンタどういうことやねん、って話に戻すことにする。
 このゲームの所々に隠された「甘い部分」。
 出来が悪い、クソゲー、・・・ということは「穴」が有るということでしょ。
 それが我々からすれば妙味やんねって話でしょ。
 以下に列挙していく。

1面
・低い足場の左端の下に立って、左を向いて連続ジャブしていれば、 ピエロ達とは 有利に戦える。
 何が怖いって、コイツ等がバットマンを跳び越して 背後から飛び蹴りを してくることでしょ?
 そこに立ってれば、バットマンの右へ跳び越したピエロは足場に 乗ってしまう。
 彼等は再び左へ戻るしか無いという。笑えるやろ。
・HP回復アイテムを落とす敵は決まってくる。一方で、
 「A地点まで画面を進ませない限り、B地点までは戻れる」 といった条件が 移り変わっていく。
 この両者を押さえれば、HP回復アイテムを今は取らずに進んで 傷付いたら 戻ってきて取る、
 なんてことができるようになる。
・ピエロを倒しきった直後にバイカーが現れるというのなら、それを すぐに 避けれるように、
 低い足場のあるところにまで戻ってピエロと戦えば済む話。
2面
・爆弾魔と竹馬ピエロは、ドロップキックを命中させる距離感を 覚える必要あり。
・Jenとその愛犬がいる地帯から先は、ワンちゃんと他の ザコ敵との複合こそが、
 このステージを最高級なまでに難しくしている。  ・・・だったら、 複合させなければいい、と。
 ボスの所まで画面がスクロールする条件は、その他のザコを 倒しきること。
 ワンちゃんに会う前に、その他のザコは殆ど現れるって知ってた?
 これ知っちゃうだけでゲームクリアー自体が見えてくる、 難易度だいぶ変わるからね。
・バットランは使用回数無限。ワンちゃんに持ち去られない限り。
3面
・アイスプリンセスが落下するまではHP消耗戦になるが、
 Cat Womanは、その行動範囲外からバットランを 投げつければ安全に倒せる。
5面
・ペンギン兵はLynx版のモノと並んでバットマンゲー全体でも 指折りの、忌むべきザコ敵だ。
 だが、足場の上からのバットランで速攻で終わらせることが できる時がある。試す価値は大。
6面
・ザ・ペンギンはヒットアンドアウェイの正攻法が予想以上に大変な ボス敵である。
 ・・・が、一見効果が無いように見えるバットラン、 実は効いている。 あらら、楽勝やん・・・。
・シュレックを目前にラスボス・Cat Womanが待ち伏せる。 ここでも3面同様に(以下略)。


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