Duke Nukem 3D   in the 16-bit  era


あの Duke Nukem 3D をモノクロで!?

 「 Duke Nukem 3D 」とは、1996年に発売されたPC(MS-DOS)向けFPS。
 既に一世を風靡していた「 Doom 」と比べると
 ジャンプしたり上を向いたり銃口を下へ向けたりとアクションが多彩で、
 それに合わせたゲームバランスに仕上がっていた高難度作品である。
 一方で、ワイルドで女好きな主人公DUKEが敵を殺す毎に捨て台詞を吐き捨てたり
 マップ内にいる女性キャラには札束をチラつかせ裸体を拝むなどの仕様が斬新だった。
 そんなゲームが1997年、下位の家庭用ゲーム機にダウングレード移植された。
 それも、1997年発売というのにモノクロ画面という携帯ゲーム機、game.com。
 インターネットすら可能というほど高機能を謳っておきながら、不人気 ・低知名度にて
 1999年には新作ソフトのリリースが止まったという伝説のハードに・・・、である。

 このハードの特長の1つとして、携帯ゲーム機ながらも音声はクリアである。
 おかげで、game.com版のDUKEも独り言をよく喋る。
 しかし、やっぱりgame.comの弱み、「白黒」「暗い」「薄れる」画面がネック。
 そんなgame.com版がどこまで “ DUKE ” しているのか。


当サイトでは、原作であるPC版との比較を主体としながら、 game.com版を徹底解説。
 

 >ゲームシステム、 アイテム、モンスター紹介

 >全ステージ攻略(当サイト自作MAP付き)

※game.com版の自作MAPの色に関して、立体的に重なる部屋・通路を色違いになるようにしています(1F/2Fの区別)。
 当ゲームに高さの概念はありませんが、マッピンしていくと部屋や通路が重なる箇所が出てくるためです。
 (そうした箇所へ向かう際は、見た目は平坦だが実際には上り(or下り)坂を進んでいる、と解釈してください。)
 MD版の自作MAPの色づけとは意図が違うので注意してください。


カラーであること。こんなに嬉しいことはない。 

 メガドライバー達は言います、「スゴイ技術!メガドライブって凄いねぇ。」
 ・・・そこまで言うなら じゃあアンタ、これ本当にクリアーしたの?
 外人ゲーマー達が言います、「 It sucks ! Fucking hard ! Shit ! 」
 ・・・あのねぇ、最後までプレーしてから言ってください。(※3)

 ネットへのレビューの投稿や実況、それに対するコメントの投稿などを見る限り、
 どうやら、このゲームを最後までクリアーした人が少なすぎです。(2009年初夏時点)
 セガ公認としてはブラジルでしかリリースされていない鬼レア品とはいっても、
 寧ろ それが当作品の知名度を押し上げる手伝いをしてしまって、
 なんだかんだ言って多くのゲーマーがプレーしたことがあるのは事実ではないか?
 それで殆どの人が最初のほうで投げて「難しいFPSだからなぁ・・・」なんて諦めてたら、
 それは実に勿体ない話だ、と。

 1998年に発売された このMD版は、原作のEpisode2のみの移植に留まっている。
 とはいえ、原作PC版に出てきた多くの敵、アイテム、ポルノを続々登場させている。
 最後は ちゃんとボス敵で締めている。それが嬉しいと思わなきゃ。
 game.com版と違ってモノクロではない。当たり前だけど、嬉しいと思わなきゃ。
 純粋に「先を見たい」、「ラスボスが どんなんか見たい」という一心で努力する、
 レトロゲーム史上 末期中の末期にあって 原点回帰のスピリチュアリティ、ここに極まれり。

当サイトでは、原作であるPC版との比較を主体としながら、MD版を徹底解説。

>ゲームシステム、 アイテム、モンスター紹介

>各ステージ攻略&解説(当サイト自作MAP付き)

 当ゲームはマップと敵の配置が殆ど全てである。 見てしまうと面白さを損なう恐れがある。
 ただ、当ページを見ている時点で貴方は今、 困っている可能性が高い。 じゃあ、遠慮なく見るがいい。

Stage1  SPACEPORT
 
Stage3  SECRET  LASER
 
Stage5  OCCUPIED  TERRITORY
 
Stage7  FATAL  WIND
 
Stage9  OVERLORD
Stage2  THE  INCUBATOR
 
Stage4  LUNAR  SPACE
 
Stage6  MORTAL  PRISON
 
Stage8  ELECTRIC  STATION

 ・・・もう、クリアー不能なんて言わせない。

※1: MD版の自作MAPの色に関して、毒液地帯だけ色違いになるようにしています。
 game.com版の自作MAPの色づけとは意図が違うので注意してください。

※2: game.com版及びMD版「Duke Nukem」に関して
 難易度の★の数は当サイトの「スーパースターウォーズ」シリーズや「Battletoads」のコンテンツと同じ尺度で
 決定されてます。ゲーム性やジャンルは違えど、★の数と「苦労度」が それらと同等に相対しているとお考えください。
 これら共通の「尺度」を説明するリンク先→
Go!!


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※3: 追記
 現在は海外コミュニティーに於いてネガティブなコメントはメッキリ減ってきています。
 当ページを作成した2009年初夏には全く無かった攻略動画も、現在Youtubeには数多くUPされていますね。
 「原作との違い」や「難度」への怒りよりも「製作者の半端無い努力へのリスペクト」が
 各人の中で “勝利” しているようです。これでは新規ファンの廉価入手は難しいでしょうね。
※2015年10月・追記

 Piko Interactive がMD版Dukeの販売権を取り、2015年10月17日より「公式再販版」のネット販売を開始しています。
 「実機でジックリ遊びたいが今更オリジナル(ブラジル)版は入手困難」という人は参考にしてください。
 (MD版はセーブ制採用ゆえにバックアップ機能の保証が重要ですが、それに関しては
  ネットオークションで流通しているアジア版やロシア版といった海賊版は怪しいので、やめたほうがいいでしょう。)