レトロFPS攻略Series vol. 2

Corporation をクリアーするには

Chapter 1 “  何が何だがサッパリ ” な人へ・・・

 「Universal Cybernetics Corporation ( 略して “ UCC ” )という企業が
 殺人兵器としてエイリアンを作った・・・」 という情報を受け、
 プレイヤーは 「Agent として UCC から核心的物証を持ち帰る」という任務を命じられた。
 ゲーム内容は、UCCビル内を探索するFPSである。
 アイテムを取ったりオブジェを調べることで行動範囲が広がり、敵が出てくれば倒し、
 トラップがあればジャンプで跳び越す・・・という、今日の3Dアクションゲームの基本が詰まっている。


画面の見かた


 @ 手持ちのアイテムの選択
 A 現在選択中のアイテムが、このウィンドウに表示される
 B 現在選択中のアイテムを「使う」
 C 現在選択中のアイテムを足元に捨てる
 D 付近のオブジェクト・アイテムがあれば、それを表示
 E アイテムが固まって落ちている時、
   今表示されているアイテム以外でどんなアイテムが
   落ちているのかを表示する。
 F Dのウィンドウに表示中のオブジェクトを「調べる」。
 G Dのウィンドウに表示中のアイテムを「拾う」。
 H 拾ったアイテムが故障している場合、ここにカーソルを
   合わせてBボタンを押しっぱなしにする。
   Iのゲージが上がりきれば、無事、修理完了となる。
 
 J ポーズをかける。
 K プレイヤーが操作しているAgentの顔とステータスを表示。
    ステータスは左から、 Strength, Dexterity, Endurance, Intelligence, Movement の値である。
 L Agentの装備状況。いわば、ポケットの空き状況。体積の張るアイテムを多く拾えば、
   各部位のポケット(ゲージ)は一杯になって(赤色で満たされ)、それ以上アイテムを拾えなくなる。

 ※落ちているアイテムは、皆、半球状の入れ物に入れられている(画像のN)。
 ※上記で説明していない、各ゲージ(メーター)に関しては、敢えて Chapter 2 の項で説明。


重さの概念

 アイテムには体積以外にも「重さ」もある。Agent のステータス値によって持てる重さの限界が決まる。
 限界を超えて持つことはできない。
 画像Lのポケットが満杯でなくてもアイテムを拾えなくなる場合があるのは、この為。
 限界まで持たなくとも、Agent の動きが遅くなったり、生命力の減るスピードが上がったりする。


ステータスとは

 ゲームの最初に選択できる6人の Agent には個別のステータス値が設定されている。
 特定のアイテムによって微かに上がったり下がったりするとされる。
 以下がステータスの種類と、その説明である。

Strength
値が大きいほど、パンチ力が高くなったり、より重い装備が可能になる。
Dexterity
値が大きいほど、銃による攻撃力が高くなったり、アイテムの修復スピードが上がる。
Endurance
値が大きいほど、より重い装備が可能になる。
Intelligence
値が大きいほど、スキルの上がり方が大きくなる。
Movement
値が大きいほど、移動スピードが上がったり、より重い装備が可能になる。

 各ステータス値は、画面左下のカードに明記されている(画像のK)。

 
スキルとは

 ゲームの最初に選択できる6人の Agent には個別のスキル値も設定されている。
 ゲーム中にレベルアップはしないが、最初の時点で特定のアイテムを買うことで、値を上げることが可。
 以下がスキルの種類と、その説明である。

Weapons
値が大きいほど、銃の命中率が上がったり、銃の充電量(弾数)が多くなる。
Computers
Backpack Computer の修理スピードが上がり、アンドロイドの回復量が上がる。
Electronic
値が大きいほど、電気系のアイテムの修理スピードが上がる。
Mechanical
値が大きいほど、機械系のアイテムの修理スピードが上がる。
Medical
値が大きいほど、人間キャラの回復量が大きくなる。

 各スキル値は、キャラ選択時に小さく表示されるだけで、それ以降は見ることができない。
 特定アイテムの購入により値が上がったとしても、その値を確認することはできない。


キャラ選択とアイテム選択

 当ゲームを初めて開始する際に、どの Agent を選択して、どんな装備を購入するか、
 プレイヤーの判断に委ねられる。
 Agent は6人。2人の人間キャラ(男性)、2人の人間キャラ(女性)、2体のアンドロイドである。
 キャラによってステータスやスキルの値が異なる。
 好みで選んで構わないのだが、人間とアンドロイドでは、初期装備と回復手段が違うので注意したいところ。

 キャラ毎に違うのは他にもあって、それは身長と体重である。
 ステータス値に僅かな影響があるとされるが、目に見えて分かるのは、身長と「視界の高さ」の関係である。
 足元を中心に視点を置きたいなら背の低いキャラを、天井付近が気になるなら背の高いキャラを選べ。

 アイテムは、予算内で(プライスにして 1200 以内)自由に購入できる。
 Startボタンを押せば購入を終えてゲーム開始である。

 ここまでの、キャラ選択とアイテム選択が面倒なプレイヤーは、デフォルト・キャラでのプレイを選択。
 女性の人間キャラで幾らかのアイテムを持った Agent で即、ゲーム開始となる。
 しかし初心者ほど、キャラ選択やアイテム選択で吟味すべき。
 重さに耐えられるキャラを選択し、強力な武器と防具を買えば、間違いなくデフォルト・キャラより強い。

 当サイトによる難易度格付け「 A2 」は、何も知らないプレイヤーがデフォルト・キャラで進める場合のものである。


操作方法


前進

バックする

左へ回転
▽▽ 右へ回転
B
攻撃、決定
C▽▽
ターゲットの選択
↑+A
前方へジャンプ、立ち上がる、上昇する
A+↓
伏せる、浮遊を中断する
Start
ポーズを中断する

 原作のAmiga版・PC版では、画面下部の4方向キーをクリックすることで前進や後退、回転をすることができた。
 MD版では十字キーでダイレクトに移動が可能なので操作しやすい。
 その反面、原作では可能だった「カニ歩き」ができなくなっている。

 銃弾の向かう先は、オート設定である。オブジェクトや敵に標準が自動でロックオンされる(画像のM)。
 この標準を他のオブジェクトや敵に切り替えるのに、Cボタンを押す必要がある。


ゲーム進行とUCCビルの構造

 UCCビルは地上 6 階建てで、地下は 8 階まで存在。
 そのGround Floor (日本でいう「 1 階 」に相当)は、倉庫と駐車場という2つのステージと通じている。
 だから、ステージ数は合計16 ステージだ。
 最初は、ビルの最上階からスタートする。
 他の階へ行くには、当ビルに 2つあるエレベーターを使う。・・・が、セキュリティ・レベルを上げないと行けない。
 開幕時、Agentのセキュリティ・レベルは 0 である。
 セキュリティ・レベルは、各階の何処かにあるコンピュータ・ターミナルにアクセスし、UPDATE(更新)することで
 原則 1 だけ上げることができる。これで他の階へ進める・・・、といった流れだ。

 コンピュータ・ターミナルにアクセスするには、モニタを「調べ」て、Smart Card を「使う」。
 するとモニタに 3つのメニューが現れる。上2つは、当ビルのセキュリティ・システムを止めたり、誤作動させるものだ。
 3つめのメニューをクリックすれば、セキュリティ・レベルを 1 だけ上げることができるのである。

 エレベータに乗るには、まず、扉の前に立ち、そのコントロールパネルを「調べる」。
 視界がコントロールパネルに切り替わるので、「▽」か「△」をクリックすれば、他階からエレベータが やって来る。
 開いたドアは5秒後に閉まる。エレベータの中には更にコントロールパネルがあるので、それを「調べる」。
 視界が切り替わるので、まず Smart Card を「使う」。ここで最新のパスワードが表示される。
 現在いる階が、パネル右上にデジタル表示されている。
 行きたい階をクリックすれば、黄色のランプが点灯し、エレベータは動き出す。
 現状のセキュリティ・レベルで行けない階をクリックしても、赤いランプが点灯するだけだ。
 
 セキュリティ・システムは、Agentの侵入を敵達に知らせる UCCビル内のシステムだ。
 天井の監視カメラや、足下の赤外線ビーム、床のスイッチである。
 この何れかに引っ掛かるとアラームが鳴りだし、敵達が一斉にコチラへ向かってくる。
 また、アラームが鳴っている間は、施錠されたセキュリティ・ドアは絶対に開かないという仕組みだ。

 
毒ガスは、ビル内の極一部の場所で 噴出している。毒ガスは目に見えず、吸っていることに気がつかない。
 Agentの生命力が残っているにも関わらず 突然、死に至った場合、まさにコレである。
 特定のアイテムを入手して、毒ガスを吸わないようにしなければならない。
 
 UCCビルの電気を切ることさえも できる。当ビルの何処かにある「ヒューズ」を切ればよい。停電になる。
 有機系の敵にとって、
停電中は極端に視界が悪くなるが、それは Agent にとっても同じこと。
 特定のアイテムで可視化が必要。
 ヒューズは一定時間後、敵によって修復されてしまう。
 永久に切断したい場合は、爆弾系の武器を使うしかないようだ。


一度でも死ねばタイトル画面か

 コンティニューの概念は無いので、死んだら即、SEGAロゴ逝きである。
 再開の為に 24 桁ものパスワードを入力せねばならないのは、面倒なことである。
 しかし1つだけ、この事態を回避する方法がある。 それは、Bomb を持つことだ。
 死んでも、多少回復した状態で、Lower 4th Floor 中央の、閉鎖された独房からの再スタートとなるのだ。
 Bombを使用して壁を壊し、取りあえず その階から脱出して、探索を再開することが可能である。
 

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